全く興味のない売れることが確定している商品を買い占め高額で売る転売ヤーが、話題になっている裏で、卑劣なやり方で手に入れたSTEAMキーを売り、不当な利益を得る悪意ある転売屋が実際にSTEAMにいました。
そんな許せない悪意ある転売屋を打倒した勇者がいたんです。
そこで、今回は実際にSTEAMに存在した悪意ある転売屋を倒した勇者のお話をしたいと思います。
これを読むと、きっと「やったー!ありがとう!」という嬉しい気持ちになりますよ。
嫌われる転売ヤーと悪意ある転売屋
ここで登場する悪意ある転売屋は、近年話題の転売ヤーとは違った面を有するため、整理という意味も込め、少しお話ししたいと思います。
注:ここは私の考え方・捉え方が多分に含まれます。注意してください。
私の考える転売ヤーはというと、元々の人気がとても高く値が上がることがほぼ確定している商品を、その商品に興味もなくただ利益を得るためだけの人が群がって購入し、結果その商品を売り切れ状態に持ち込み、予想される以上の値に吊り上げ、他の人に販売し不当な利益を得る人と考えます。
分かりやすいところでいうと、通常であれば問題なく行きわたるとされたPS5ではないでしょうか。
その他、近年の転売問題を思い浮かべると、枚挙にいとまがないでしょう。
さて、この転売ヤーがみんなに嫌われるポイントとしては、買い占めて値段を釣り上げていること、不当な利益を得ていること、そして、なにより一番嫌われ・許されないとされる点は、その商品に対して何の感情も興味もないことでしょう。
これが、転売ヤーと呼ばれる人のことと考えます。
他方、今回お話しようとしている人はこのような転売ヤーと違い、『悪意ある』転売屋です。
この悪意ある転売屋は、何らかの理由により得たモノを、その得た理由関係なく自己の利益を得るためだけに得たモノを売る人を指すこととします。
以上、私の考え方・捉え方が多分に含まれるため、混同・間違いなどしないよう重々留意の程お願いします。
STEAMにもいた悪意ある転売屋!
ダウンロードゲームのため一見、無縁とも考えられる世界最大のゲーム販売プラットフォームのSTEAMにも、悪意ある転売屋の魔の手が及んでいたのです。
それを今からお話するのですが、そのための前提知識として、STEAM、STEAMキー、そしてSTEAMキュレーターを知っている必要があるので、簡単にご説明します。
まず、STEAMとは、パソコンのゲームを購入する世界最大のゲーム販売サイトです。
世界最大のサイトのためパソコンでゲームをする人なら、日本内外関係なく知らない人はまずいないでしょう。
ちなみに、購入したゲームはパソコンに直接ダウンロードして使用するため、現実世界に「物」としては存在しません。
そこで重要となるのが、STEAMキーです。
このSTEAMキーですが、簡単に言うとはSTEAMで使えるゲームの引き換え番号です。
この引き換え番号をSTEAMに登録することで、自分のパソコンでゲームができるというわけです。
さて、小休憩として…ここまでを簡単に整理すると、STEAMはゲームを売っているところ、STEAMキーはそこでのみ使えるゲームの引き換え番号です。
ちなみに、STEAMキーの説明は少し難しく長くなるため割愛してしまいましたが、もう少し詳しく知りたい場合は以下の記事を読んでもらえると、よりわかりやすいかなと思います。
最後に、STEAMキュレーターは、おすすめのゲームを紹介してくれるSTEAMとは関係ない団体・人と考えてもらえれば大丈夫です。
このままではSTEAM、STEAMと連呼することになりますので、STEAMはそのまま、STEAMキーはキー、STEAMキュレーターはキュレーター…と呼ぶことにします。
ご了承ください。
では、話を戻して…。
ダウンロードゲームのため一見、無縁とも考えられる世界最大のゲーム販売サイトのSTEAMにも、悪意ある転売屋が存在し、ゲーム販売者・開発者を大いに悩ませていたのです。
卑劣!キーを騙し取る悪意ある転売屋‼
卑劣な悪意ある転売屋は、ゲーム販売者・開発者に対し、紹介・宣伝するよ…とキーを騙し取っていたんです
みなさんは、こんな経験はないですか?
自分の好きな配信者が面白く楽しそうにプレイしているゲームを見てやってみたいと思ったり、使い心地が良いと道具を紹介していたり、背景に映り込んだモノが気になったりして、それを買ったという経験…。
それ以外にも、通販サイトのレビューを読んで商品を購入したり、好きな人の記事に書かれていた商品を買ったりといった経験…。
好きな人・人気の人が使用・紹介している商品を買っちゃったという経験が。
そこで使用・紹介している商品は、その人自身が実際に購入している場合もあるでしょう。
しかし、中にはその人が企業などからレビュー・販促依頼を受けておこなうため、商品を貰ったという場合もあります。
そう…卑劣な転売屋は、このレビュー・販促のところを突いたんです…。
ある日、ゲーム開発者にこんな連絡が来ました。
そこには…『レビューのうえプレゼントもしたいので、あなたの開発したゲームのSTEAMキー(以下、キーという)をください』と書かれていました。
このような内容の連絡がたくさん来たんです。
そこで、それぞれの連絡の内容・アカウントなどを確認し、キーを送ったところ…転売されてしまったんです。
まぁもちろん、その中にはしっかりとしたレビューをしてプレゼントした人もいましたが…。
みんなに楽しんでもらいたいとの想いでゲームを作ってくれた人に対し、なかなかひどい仕打ちです。
しかも、その差出人はSTEAMでゲームをしている人におすすめゲームを紹介するSTEAMキュレーター(以下、キュレーターという)だったり、人気YouTubrの名をかたったり、紛争地域の居住者・障がい者だと嘘をついていたり…。
それはもう…多種多様な方法で、キーを手に入れようとしてくるそう…。
実際、パルワールドやクラフトピアを制作したポケットペア代表の溝部拓郎さんや、レッツプレイオインクゲームズやインサイダーゲームを制作したオインクゲームズ代表の佐々木隼さんも、STEAMにゲームを公開すると、この手の輩がたくさんく来ると話しています。
大きな会社など大人数で行うゲーム開発・販売会社であれば、渉外担当などの人が対処してくれるため良いでしょう。
ですが、個人・小人数のところであれば、それだけでも相当苦労するのが目に見えています。
かといって、すべて断るにもレビューなどの宣伝効果も認められる場合もある…。
キーを渡すべきか否か…なかなかに悩ましい問題です。
悪意ある転売屋をぶっ潰す!
そんなあの手この手でゲーム会社からキーを騙し取り転売しようとする悪意ある転売屋を打倒した勇者がいたんです。
その勇者というのは、ゲーム開発・販売するCOWCATです。
COWCATが「BROK the InvestiGator 名探偵ブロクと秘密の依頼」というゲームを配信開始する以前から、同スタジオの元には良いゲームを紹介するキュレーターからキーが欲しいとの連絡が大量に来たため、キーを渡したんです。
すると、ゲームを紹介するためにキーを自分のSTEAMアカウントに登録した真摯なキュレーターから、「貰ったキー間違ってませんか?体験版のキーなんですけど…」との連絡が入ったんです。
そう!COWCATはわざと製品版ではない『体験版のキー』を送っていたんです!
本当にゲームを紹介してくれる真摯なキュレーターであれば、キーをSTEAMに登録してゲームをプレイしくれると信じて!
そして、体験版であるとの連絡をくれた真摯なキュレーターに対して、改めて製品版のゲームのキーを送ろうと…。
そんな状況になっているとはつゆ知らず、したり顔の転売屋の悪いキュレーターは、お金っお金っ…と満面の笑みで転売しました。
…自分が売ったキーが体験版のキーだったとも知らずに…。
そして、転売屋の悪いキュレーターから買ったキーを買主がSTEAMに登録すると、そこには「体験版」の文字が…。
…となると、購入者の取る行動は1つ…問い合わせです。
案の定、転売屋のキュレーターの元には問い合わせ・苦情などが殺到し、その対応に右往左往する事になりましたとさ…。
ちゃんちゃん…完。
…とはなりませんでした。
問い合わせ・苦情などの対応をさせられた転売屋のキュレーターは、はらわたが煮えくり返る思いをしたのでしょう自業自得ですが…反撃を開始したんです。
そこはキュレーターの端くれ…COWCATが配信した「BROK the InvestiGator 名探偵ブロクと秘密の依頼」の悪いレビューをしました。
売上を落としたかったのかもしれませんね。
しかし、その行為がいけなかったのでしょう…あからさまな行為だったため注目を浴びてしまい、どのキュレーターが転売屋のキュレーターかバレてしまったんです。
反撃しなければ良かったのに…。
そうなると、その後の展開は火を見るより明らか。
注目を浴びたことで危険を察知して、レビューを消したキュレータもいたみたいですが、時すでにお寿司…いや…遅し。
COWCATによりSTEAMの運営Valveに通報され、アカウントを消され同様の行為ができなくなってしまいましたとさ。
今回のCOWCATの会心の一撃で倒せたのは、ごくごく一部の短絡的な転売屋です。
ピラミッドで言うと、おそらく1段目か2段目に住まう者でしょう。
転売は世界規模ですので、上や横を見るとまだまだとんでもない数の転売屋が存在するはず。
ですが、悪い転売屋を倒してくれたのは、私自身ある商品を買いたかったが転売ヤーのおかげで買えなかったという悔しい経験があるので、正直、嬉しかった!
ありがとう!
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
まとめ
卑劣な手を使った悪意ある転売屋、そして、その一部だが悪意ある転売屋を倒してくれた勇者のCOWCAT。
悪い転売屋含め転売ヤーはみんなの迷惑でしかないから、いなくなることを願うのみですね。
さて、この他にもSTEAMのゲームが安く買えるかもしれない方法やSTEAMの時間が溶けるゲームをご紹介した記事があります。
もしよろしければ、こちらも読んでみてください(>_<)
reco-kyoumi.hateblo.jp