リコの興味しんしん

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各々の興味・関心事などに関する雑学を書いていきます。

のびのびTRPGスチームパンクのルールのインスト!TRPG初心者でも大丈夫?


箱外観1

TRPG初心者にオススメといわれる「のびのびTRPGスチームパンク」のルールはどのようなものなのでしょうか?
また、初心者でも面白いのでしょうか?

そこで今回は、「のびのびTRPGスチームパンクのルールのインスト!初心者でも大丈夫?」をご紹介します。

のびのびTRPGのルール①準備

のびのびTRPGスチームパンクは、ゲームに参加する人の分身となるキャラクターを決めて手元に置き、最初のGM(物語の進行役・判定役)になる人を決めてその人の手元にGMタイルを置き、GMの左隣の人の手元に場面PCタイル(場面カードで主役となる人)を置き、以下の5種類のカードを良く混ぜて、場に並べることで準備完了です。

のびのびTRPG:場の準備

  • イントロダクションカード:12枚
  • 場面カード:64枚
  • クライマックスカード:12枚
  • 光カード:30枚
  • 闇カード:30枚

では次に、のびのびTRPGスチームパンクのゲームの流れを・・・

と、その前にTRPGというのは何かというのことを簡単にご紹介します。

TRPGとは?

TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)を簡単にいうと、ゲームの登場人物となって物語を進めようというものです。

TRPGには、物語の進行役であるGMゲームマスター)と物語の登場人物となるプレイヤー(以下、Pという)がいて、その人たちみんなで、この場面(イベント)では「こうしよう」、「あ~しよう」などと話し合いながら物語を進めます。

TRPGの一場面
GM「ダンジョンの奥へと歩みを進めると敵が現れました。あなたはどういう行動をとりますか?」
P 「私は騎士ですので、みんなの盾になって敵の攻撃を受け止めます」
GM「わかりました。では、判定を行います。ダイスを振って3以上が出れば、盾となり敵の攻撃を受け止め、みんなを守ることができます」
(ダイスを振る)コロコロ~♪
P 「…1が出ました…」
GM「はい、1ですので失敗です。あなたは盾になろうとみんなの前に進み出た瞬間、罠が発動して落とし穴に落ちてしまいました。みんな2ダメージを受けます」
P 「(´・ω・`)はぅ…」

といった感じで、みんなで冒険や物語をそれぞれ作り上げたキャラクターになりきって、楽しもうというものがTRPGです。

そして、そのTRPGを初心者向けに簡潔にし、より遊びやすくしたものが、「のびのびTRPGスチームパンク」なんです

ちなみに、のびのびTRPGスチームパンクのプレイ人数は1~5人、プレイ時間は30~60分、対象年齢は10歳以上となっています。
のびのびTRPGにはスチームパンクの他に「のびのびTRPG」、「のびのびTRPGザ・ホラー」があります。

と、TRPGがどんなゲームジャンルなのか、のびのびTRPGスチームパンクがどんなゲームなのかが、簡単にですがわかったところで「のびのびTRPGスチームパンク」のゲームの流れを、基本としてオススメされている3~5人プレイでご紹介します。

のびのびTRPGのルール➁ゲームの流れ


カード並べた画像
のびのびTRPGスチームパンクを3~5人でプレイした際のゲームの流れは・・・

のびのびTRPG:ゲームの流れ

  1. イントロダクションカードを引く
  2. 場面カードを処理する☚3周する
  3. クライマックスカードを処理する

と、なります。

「えっ、それだけ?」と感じてしまいますが・・・はい。これだけです。
では、それぞれ順に詳細を見ていきます。

と…その前に、またまた少し脱線して、こののびのびTRPGスチームパンク全体を通した大切なことをお話します。

大切なこと

のびのびTRPGスチームパンク全体を通して大切なことは2点・・・

のびのびTRPG:大切なこと

  • 細かいルールはGMが判断し、他の人はそれに従う
  • 山札以外のカードはすべて表にしておく

です。

この2点は、のびのびTRPGスチームパンクをプレイし進行するうえで大切なことですので、気を付けましょう。

イントロダクションカードを引く


イントロダクションカード
のびのびTRPGスチームパンクのカードを場に並べ、プレイするキャラクターを選び、最初のGMが誰か決めプレイする準備ができたら、GMがイントロダクションカード1枚引き、そこに書かれた内容を読み上げます。

これから始まる物語に思いを馳せることで、より一層この「のびのびTRPGスチームパンク」を楽しむことができます。

これを機として、自分たちだけの「のびのびTRPGスチームパンク」の物語の世界が始まります。

場面カードを処理する


場面カード画像
GMが場面カードを1枚引き、そこに書かれている内容を読み上げ、場面PC(場面カードで主役となる人)がそこに書かれている場面(イベント)に挑戦します。

GMが場面カードを読み上げ、場面PCが挑戦する挑戦内容には、

のびのびTRPG:挑戦内容

  • ダイスを振り成否の判定を行うもの
  • ロールプレイで成否を決めるもの

の2種類あります。

それぞれ説明すると・・・

ダイスを振り成否の判定を行うもの

ダイスを振り成否の判定を行う場合、場面PCは2D(ダイス2個)を振り、場面カードに書かれている目標値以上の数字が出れば挑戦成功で光カードを獲得し、逆に目標値以下の場合は挑戦失敗となり闇カードを獲得します。
獲得した光・闇カードは、表向きで手元に置いておきます。

ダイスを振る際、場面PC一人が振る場合もありますが、プレイしている全員で振る場合もあります。
それらは、場面カードに書かれているので、その指示に従いましょう。

また、ダイスを振って出た目にキャラクターカードやそれまでに獲得した光カード・闇カードに書かれている能力値「力」や「技」の値を加えます。
FFやドラクエのようなRPGでいうところの武器を装備して攻撃力を上げる…というイメージですね。

さらに、ダイスを振る前に宣言することで、キャラクターが持つ固有スキルや光・闇カードを獲得した際に得たスキルを使用することもできます。
そのスキルを使用することで、判定を有利にすることができます。

ただし、スキル使用にはルールが3点あります。

のびのびTRPG:スキル使用のルール

  • ダイスを振る前にスキル使用の宣言をする
  • 基本的に1場面で使用できるスキルは1人1つ
  • スキル使用の可否はカードに従う

判定を有利に進めることができるので、以上3点のルールに気を付けてスキルをガンガン使用しましょう!

ロールプレイで成否を決めるもの

場面PCがロールプレイ…そのキャラクターになりきって演技や説得などを即興で行い、GMがその成否を判断します。
判定結果が成功の場合は光カードを、失敗の場合は闇カードを獲得します。

例えば、

ロールプレイでの判定の一場面P 「私は飛行士で飛行機の運転にはすごい自信があって、王から表彰もされています。だから、姫が逃げるために私が助けるとその成功率が上がります」
GM「なるほど。飛行士で表彰もされているんですか…すご過ぎてなんかイヤだから判定は失敗です」
P (´・ω・`)はぅ」
といった感じで判定を行います。

例の場合、飛行士で王から表彰されてるんだったら、判定は成功で良いんじゃね?と感じるかもしれません。
ですが、GMはダメ…失敗と判定しました。
この点が「のびのびTRPGスチームパンク」の良い点なんです。

そう。

どのように判定しても良いんです。
だから、例の場合のように「なんかイヤだから失敗」としても良いし、
「なるほど。必要だから成功」としても良いんです。

正解はないので、気楽にトライしてみてくださいね。

場面カードを処理したら

さて、ダイス・ロールプレイによる判定が終わり、場面PCが場面カードの処理を完了したら、GMタイル・場面PCタイルをそれぞれ左隣の人に回します。
このGMが場面カードを引き、場面PCが挑戦する…という流れを3周したら、クライマックスに突入です。

場面カードを処理するというところで大切なのが、イントロから場面へ、場面から場面へ、場面からクライマックスへというそれぞれの物語の間隙を、みんなで話し合い上手く作り上げることです。

これは楽しむためのコツでもあります。

実際、場面カードなどには簡単にこの間隙を埋めることができるような場合もありますが、突拍子もない場面カードもあるので、なかなかうまくいかないこともあります。
それをワイワイと話し合いながら繋げ1つの物語を作り上げるのが、この「のびのびTRPGスチームパンク」の醍醐味ですので、楽しんでオリジナルの物語を作り上げましょう!

クライマックスカードを処理する


クライマックスカード画像
全員が場面カードを3回処理したらクライマックスに突入し、GMという役割はなくなりますので、誰かがクライマックスカードを1枚引いて読み上げ、最大最後の試練に全員で立ち向かいます。

クライマックスでの判定の内容は、引いたクライマックスカードに書かれています。

しかし、クライマックスには特有のルールがあります。

のびのびTRPG:クライマックスルール

  • ルールの細かい解釈は全員で行う
  • カードに指示がない限り能力値を判定に加えることができない
  • 「常時」「すべての判定」という発動条件が書かれていないスキルは使用できない

この3点に注意しつつ、物語のクライマックス…最大最後の試練に挑もう!

以上が「のびのびTRPGスチームパンク」を3~5人でプレイする際のゲームの流れとなります。
しかし、「のびのびTRPGスチームパンク」は懐が深く、1人でも2人ででもプレイすることができます。

そこで、次は2人でのプレイ時、1人でのプレイ時に関する特別のルールをご説明します。

2人プレイ時の特別ルール

のびのびTRPGスチームパンクの2人プレイ時の特別ルールは・・・

のびのびTRPG:2人プレイ時の特別ルール

  • プレイする際は、NPC(プレイヤー以外のキャラ)を加える
  • NPC用にPCカードを選ぶ
  • NPCGMが操作し、場面PCのサポートをさせるようにする
  • NPCは、場面PCにはならない(=光・闇カードを獲得しない)

になります。

NPCがいるという以外は、特に3~5人時のプレイとそれほど変わりません。
3~5人でのプレイに向けた試遊としてプレイしてみるのもいいかもしれません。
もちろん、2人でプレイしてもいいんですよ|ω・`)

1人プレイ時の特別ルール

のびのびTRPGスチームパンクの1人プレイ時の特別ルールは・・・

のびのびTRPG:1人プレイ時の特別ルール

  • NPCは登場しない
  • GMは自分で行う
  • ダイスでの判定の際、カードに書かれている目標値を4下げる
  • 場面カードの処理を5回行う
  • クライマックスカードは引くが、判定は行わない

になります。

1人でプレイすると、イントロ・場面・クライマックス…とそのシーンに想いを馳せることで思いがけない物語を生み出すことができますよ。
ポンポンと次から次へと物語を想像することができ、自分に驚くということもありえますよ。

そんな面もある1人プレイですが、淡々とプレイしてしまいがちです。
ですので、そのプレイで出来上がった物語や、その途中…各場面カードを処理した時に作り上げた物語などを、Twitterなどで公開することで今までとは少し違った感覚を味わうことができます。

これも、「のびのびTRPGスチームパンク」の魅力の一つです。

のびのびTRPGは初心者でも大丈夫?


箱外観2
のびのびTRPGスチームパンクは初心者でも大丈夫なのか、楽しめるのか、面白いのかというと…答えは、「ハイ」です。

のびのびTRPGスチームパンクは、「ノービスに捧げる」と公式で謳われている通り、ノービス…TRPG初心者に非常にオススメの内容となっています。

TRPGにはルールブックという…これからプレイする物語・世界観・ルールなどが詳細に描かれた本をあらかじめ読んで理解している必要があります。
ですが、のびのびTRPGスチームパンクTRPG初心者向けにそれらの比重を最小限に抑え、簡単に物語の世界に入り込めるように工夫されています。

また、TRPGには色々な判断をしなければならないゲームの進行役のGMが必須なのですが、GMはそのような役職のため、やりたいという人は少ないです。
そのGMをのびのびTRPGスチームパンクでは持ち回りとし、その役割も簡略化されているため、初心者でも比較的簡単に進行することができるように工夫されています。

このように「のびのびTRPGスチームパンク」は、TRPGの敷居となりうる要素を初心者向けに洗練しているため、TRPG初心者も安心して楽しむことができます。

のびのびTRPGスチームパンクがオススメな人としては、

のびのびTRPG:オススメな人

  • TRPGをプレイしてみたいと考えている人
  • 物語を考える事が好きな人
  • とんでも展開でも楽しめる人
  • みんなで話し合いながら、プレイするのが好きな人

です。

あと、のびのびTRPGスチームパンクのキャラクターイラストもかわいいので、その点もポイント高いですぅ(*´▽`*)

まとめ&関連記事

のびのびTRPGスチームパンクTRPG初心者向けに洗練して作られているため、TRPGに興味のある人にオススメできるゲームです。

ちなみに、のびのびTRPGスチームパンクのソロプレイを基に短編小説を書きました。

もしよろしければ、購入の参考に読んでみてください(*´▽`*)

reco-kyoumi.hateblo.jp