リコの興味しんしん

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男の憧れ!歌手・長渕剛の魅力とは?オススメの曲紹介も

1978年のデビュー以来、40年以上第一線で活躍し続けている長渕剛さんですが、その魅力は一体どこにあるのでしょうか。
また、オススメの曲も気になりますね。
そのため今回は「男の憧れ!歌手・長渕剛の魅力とは?オススメの曲紹介も」をご紹介します!

長渕剛の魅力とは

デビューから40年以上経過した今でも第一線で活躍されている長渕剛さんですが、そんな彼の魅力は一体どんな所なのかというと・・・

  • 外見・内面共にかっこいい
  • 心に染みる歌詞が多い
  • 常に弱者の味方
  • 何をするにも一生懸命

などがあります。

それぞれ順に解説すると・・・

外見・内面共にかっこいい

今年で65歳になる長渕剛さんですが、そんなことを一切感じさせないくらいにかっこいい外見をしていますし、内面もいかにも「男」という印象を受けます。

というのも、長渕さんは、「男らしく、口よりも行動を重んじる昔気質の男性が多い」と言われている九州・鹿児島県出身の男性・いわゆる薩摩隼人(さつまはやと)ですので、おそらく幼少期からご両親にそういった教育を受けてきたからなのでは無いでしょうか。

ちなみに、長渕さんのファンの方というのは現在、7~8割が男性です。

ですが、デビューからの数年間は現在とは違い、当時の長渕さんの容姿や歌う時の声を反映するかのように女性ファンの比率が高かったんです。

その後、30代に入った頃から長渕さんはドラマや映画など俳優業にも取り組むようになり、作中で男気のある裏社会の人物や街のゴロツキなどを演じることが多かったため、次第にそのイメージが定着。

結果、当時のティーンエイジャーを含めた多くの若い男性達から熱狂的に支持されるようになったんです。
そのぶん、それまでの女性ファンは彼のあまりの変貌ぶりに驚くと同時にショックを受け、離れていったようですが・・・

そう考えれば、男性ファンの方は彼の男気・男らしさに魅力を感じると同時に感銘を受け「(俺もあんなふうになりたい!)」という強い気持ちを持って応援し続けていると言えるでしょう。

心に染みる歌詞が多い

長渕剛さんは自身の楽曲のほとんどを自ら作詞しているほか、日常・実体験を歌うというポリシーを持っていることから、喜怒哀楽を飾らないありのままの言葉で綴るぶん、心に染みる歌詞が多いのが魅力です。

事実、ファンの方の中には「〇〇(曲名)の〇〇っていうフレーズがたまらない」や、「辛く苦しかった時、〇〇という歌詞に支えられた・救われた」という経験をしている方が大勢いらっしゃるんですよ。

もちろん(?)今こうやって記事を書いている僕もその中の1人です。

確かに、キャリア・年齢を積み重ねるごとに曲調は変化していますが、彼の詞の世界においてベースとなっている「日常・実体験で経験する喜怒哀楽をありのままの言葉で歌う」という軸は、現在でもひとつもブレていません。

「名前は知ってるけど、歌は有名なものしか知らない」もしくは「ほとんど歌を聞いたことが無い」といった人は、ぜひ一度聞いてみて下さい。

きっと「へえ~、長渕剛ってこんな良い歌を書いてたのか!もっと早く聴いておけば良かったよ。」という気持ちになること間違い無しですよ。

なんせ、パソコンやスマートフォンでのダウンロード配信などに押され、なかなかCDが売れないと言われている現代において、長渕さんの曲は「CDを買って何度でも聴きたい!」と思わせてくれるものが盛りだくさんですからね。

常に弱者の味方

これも彼が紡ぎだす詞の世界においてのことですが、特に「世の中の不条理に懸命に立ち向かおうとする不器用な人間」をテーマに書かれた楽曲では、常に力や立場が弱いものの味方になり、背中をポンと優しく、それでいて力強く押してくれます。

たとえば、「お前は間違ってねえ。周りなんか気にせずに自分を貫け」「辛くて苦しくてどうしようもない時は、声を出して泣けばいいんだ」というように。

また、長渕さんは過去のインタビューで何度か「僕は自分のことを弱虫な人間だと思ってるから、同じように弱き者達を奮い立たせるために歌を書いて歌いたい。」といったことを発言しています。

だからなのか、決して上から目線ではなく、歌詞であれば高さを合わせて同じ目線で語り掛けてくれたり、ドラマや映画であれば時には黙ったまま態度と行動で示してくれたりします。

そういった姿勢を見て、ファンは「そうだ、俺は間違ってない!」「辛いのは俺も剛(大抵のファンの方は長渕さんのことをこう呼びます)も一緒なんだ!)」と思い、彼の存在とその温かい言葉を胸にまた立ち上がることができるんです。

このように、人間味溢れるところも長渕剛という人の魅力です。

何をするにも一生懸命

これはある意味、長渕剛という人を言い表すのにピッタリの言葉で、楽曲だけではなくコンサート制作や俳優業など、何をするにもとにかく一生懸命です。

たとえば、コンサートのリハーサルであれば何と5~6時間をかけてみっちりと行いますし、また本番の長さにおいても、多くの歌手の方がアンコールを含めて2時間半ほどなのに対し、長渕さんの場合は最長で約3時間半にも及ぶんですよ。

しかも、それが終わると休む間もなく、スタッフの方々と共にたった今終わったばかりのステージの反省点を話し合うと言うんですから、いかにストイックなのかが判りますよね。

そして、彼のそんな強靭な肉体と精神を作り上げているのが、20年以上前から取り組み、現在でもほぼ毎日数時間(コンサート本番前には楽屋でみっちり1時間)にわたって行うという筋力トレーニンです。

そのメニューは言わずもがなとてもハードなもので、過去のインタビューで「腹筋は1日600回(300回を2セット)だね。」、また、「筋トレは毎日やるけど、その中でも週2~3回は壊れる(倒れる)までやるよ。」と言っていました。
こう聞くと、もはや歌手ではなくアスリートですよね。

このように何事に対しても決して手を抜かず一生懸命だからこそ、老若男女問わず多くのファンの方々から、熱狂的な支持を受けているんではないでしょうか。

長渕剛のオススメ曲をご紹介!

では次に、僕がオススメする長渕剛さんの曲を5位から1位までのランキング形式でご紹介していきます。

題して「長渕剛のオススメ曲 BEST5」です。


5.花菱にて(1987)
4.Come on Stand up!(2007)
3.ガンジス(1993)
2.MYSELF(1990)
1.流れもの(1990)

一般的にはほとんど知られていない曲ばかりですが、いずれもファンの方々から長く愛されている名曲達です。

それぞれ順に解説すると・・・

5.花菱にて

1987年に発売されたアルバム「LICENSE」に収録されている曲で、東京・江東区門前仲町に実在する小料理屋「花菱」を舞台とした楽曲です。

長渕さんととある演出家の方(おそらくこの当時はまだ知り合って間が無かったはず)が会食をしていた際、2人の間で口論が勃発。

そして、演出家の方がお酒の勢いで「俺達は学生運動で戦ったんだ!お前らの世代には判らないだろう」と侮辱し、それに対して立腹した長渕さんが自宅に帰ってから書き上げたのがこの曲です。

おそらく、長渕さんからしてみれば「(何だよ、同じ志を持って一緒にやってると思ってたのに、心の中じゃそんな考え方をしてたんだな!)」という怒りと失望でいっぱいだったんでしょうね。
それを示すかのように、その気持ちが冒頭の歌詞にはっきりと表れています。

今でもごくたまにコンサートで披露されますが、やはり聴くたびにジーンとしてしまうことを考えれば、隠れた名曲のひとつであることは間違いないでしょう。

4.Come on Stand up!

2007年に発売された同名アルバムのタイトル曲であるこの曲は、その曲名通り友人・対人関係において心に傷を負ってしまい落ち込んでいる人たちに対して「さあ、立ち上がれ!」とエールを送っている応援歌です。

もちろんただ無責任にそう言っている訳ではなく、「そんなに自分を責める必要なんかないぞ。まずは勇気を出して自分の身近な人に相談してみろよ。そしたら少しは気持ちが楽になるかも知れないぜ。」と励ましてくれているんですよ。
既述したように、目線をしっかりと力や立場の弱い人間に合わせてくれているという訳ですね。

ちなみに、僕が初めて長渕さんのコンサートに足を運んだのが2007年で、この曲がそのオープニングだったんですが、前奏が始まった瞬間にまるで地鳴りのような歓声が湧きあがったことを、今でもはっきりと覚えています。

それはただ単に「ついに始まるぞ!」という嬉しさだけではなく、「この曲を初っ端にやってくれるなんて、剛最高!」という気持ちも含まれていたに違いありません。

長渕さんに対して「乱暴者で怖い」というイメージを強く持っている人がこの曲を聞けば、既述したように「えっ、長渕ってこんな優しい曲を書いてたのか!強面なイメージが強いから、全然知らなかったよ。」となること請け合いですよ。

3.ガンジス

ガンジスは、1993年に発売されたアルバム「Captain of the Ship」に収録されており、自身が「人間の生と死」を見つめ考えるために渡ったインド・ベナレスの街で、街の象徴ともいえるガンジス河を実際に見て感じたことを、ありのままに歌っている楽曲です。

長渕さんが渡印したのは、このアルバムが発表される前年の1992年10月。

当時の彼はその年の5月に行われた東京ドームでのコンサートで6万5000人もの観客を熱狂させるなど、世間的に見ればまさに人気絶頂期だったんですが、それに反して心の中は全くハッピーな状態ではなかったんです。

事実、この頃発売された彼の写真集に収められた自室の写真には、お釈迦様などの仏像や死生観について書かれている本が所狭しと並んでいる光景が映っていたんですよ。
いかに「生と死」というものについて考え、悩んでいたのかということが判りますね。

このことから「人間は何のために生きるのか」や「死んだらどうなるのか」を考えるため、自分自身をもう1度見つめなおすため、渡印。

そして最終的に、「一生を終えるまで懸命に生きたこの人達のように、強い気持ちで死ぬまで生きなければ!」という気持ちを再認識するまでを、つぶやくようにとつとつと歌っています。

冒頭部分からラストまで、まるで1本の映画を見ているような展開ですので、聴く人によっては視聴後、「何か詞の世界にグッと引き込まれたよ。良い曲だったなあ・・・」と感慨深い気持ちに。

また、もしも今現在精神的につらい思いをして人生を悲観している人であれば、「そうだ、生きてれば色々あるけど、人生は1度しかないんだから死ぬまで一生懸命生きることが大事なんだ!」と思い直すことができるでしょう。

長渕剛という詩人が紡ぎだす「生と死の世界」そして「死生観」に、たっぷりと浸って下さい。

2.MYSELF

1990年に発売されたアルバム「JEEP」に収録されているこの楽曲は、発売から30年が経過した現在でもファンの方たちの間で絶大な支持を受けている応援歌です。

MYSELF…つまり長渕さんが自身に対してエールを送っている曲であり、サビの部分には「不器用だけど、俺は俺を貫いて真っすぐに生きていきたいんだ!」という想いが込められているんですよ。

また、「その中でいろんな悔しさや悲しさ・寂しさを経験するけど、そのことで人知れず涙を流してるのはお前だけじゃないんだぜ!」というような意味の、励ましの言葉も含まれています。

だからなのか、コンサートでこの曲が披露された際には、サビ部分をみんなで大合唱するのが恒例なんですが、中には歌いながら号泣している人もいるほどなんです。

ちなみに、この曲が収録されているアルバム「JEEP」が発売された1990年当時、長渕さんは1988年にTVドラマ「とんぼ」、翌年1989年には初主演映画となった「オルゴール」で、いずれも裏社会に身を置く一匹狼の暴力団組員を熱演。

作中での演技があまりにも真に迫っていたため、世間では「長渕剛=怖い人」というイメージが定着していたんですが、それを覆すようなこの曲の登場に、ファンの皆さんはとても驚いたのではないでしょうか。

この曲を聴けば、今現在日頃から人間・対人関係で悩んでいる人はきっとその歌詞が心に突き刺さり、「そうだ、このことで悩んでるのは自分だけじゃないんだよ。また明日から前を向いて頑張るぞ!」という気持ちになることでしょう。

なお、ひょっとすると号泣してしまう可能性も大いにありますので、視聴する際はハンカチもしくはティッシュペーパーを携帯しておくことをオススメしますよ。

1.流れもの

上記の「MYSELF」と同じく1990年に発売されたアルバム「JEEP」に収録されている楽曲なんですが、まさにTVドラマ「とんぼ」や、映画「オルゴール」で演じた役柄が憑依しているのではないかと思わせるほど攻撃的な歌詞が印象的な曲です。

歌詞の内容としては、自身を取り巻く人間関係や対人関係における不平不満を心のままにぶちまけたものなんですが、MYSELFが「静」だとすれば、この曲は明らかに「動」であり、かなりの強烈な言葉が並んでいるんですよ。
正直、女性の方が聴くと間違いなく「怖い」と感じてしまうことは確実です。

ですが、裏を返せばこの曲の歌詞はMYSELFと同じく、「俺はたとえ世の中がどうであろうと、自分を貫いて真っすぐ生きるんだ!」という決意と、「周りや時代の波に流されながら、ボサッと生きてるお前らとは訳が違うんだよ!」という訣別の歌と解釈できます。

また、この曲には「男ならこうあるべきだ!」という長渕さんのダンディズムが歌詞の随所に散りばめられているので、男性が聴くと思わず(メチャクチャカッコイイじゃないか!こんな生き方ができる男になりたいなあ!)という憧れを持つこと間違い無しですよ。

ぜひ男・長渕剛のダンディズムを、耳だけではなく全身で感じて下さい!

まとめ

人間の喜怒哀楽をありのまま表現し、心に響く歌詞を書くことから、熱狂的なファンを持つ長渕剛さん。
これからもその姿勢を貫いていって欲しいですね!