リコの興味しんしん

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女子プロレスラー・舞華の人物像って?活躍も解説!

柔道ベースのパワーファイトで熱い試合を見せている女子プロレスラー・舞華選手ですが、その人物像やデビューからの活躍ぶりはどういったものなのでしょうか。

そこで、今回の記事は「女子プロレスラー・舞華の人物像って?活躍も解説!」です!

女子プロレスラー・舞華の人物像

女子プロレス界の最大手」との呼び声高い団体「スターダム」に所属し、バックボーンとなる柔道を武器に活躍している舞華選手。

その人物像はどんなものなのかというと・・・

  • 幼少期から闘争心に溢れていた
  • 筋トレとお酒が大好き
  • プライベートでもプロレス命

などがあります。

それぞれ順に解説すると・・・

幼少期から闘争心に溢れていた

これはある意味、舞華選手の「レスラーとしての原動力」となっているものだと思われますが、何と彼女は産まれた時に体重が4キロもあり、幼少期から力が強かったことから、小学校入学当初から男の子を相手に取っ組み合いのケンカを頻繁に展開するほど、闘争心の塊だったんです。

話は前後しますが、幼稚園の時には驚くべきことに駐車場にあるコンクリートブロックを持ち上げ、投げて割るという…その年齢の女の子からはとても考えられない遊びをしていたんだとか。

なお、ご本人はこういった自身の幼少期を振り返って「力が有り余っていた」と言っていましたが、ひょっとするとその頃からプロレスラーになるための素質はあったのかもしれませんね。

さらに、負けん気も非常に強く、ケンカを先生から咎(とが)められ怒られた際も、男の子達が泣いているにも関わらず、決して涙を見せなかったそう。

ちなみに、舞華選手は九州・福岡県の出身なんですが、九州の人の多くは子育ての際に子供の性別を問わず(男の子であれば特に)「人前で涙を見せるな。人前で泣くことは恥だ!」と言い聞かせますので、おそらく舞華選手もご両親からそういった教育を受けて育ってきたんでしょうね。

しかも、その戦績(?)は一切負けなしで、最低でも引き分けといろんな意味で男性顔負けのエピソードを持つ舞華選手に対し、お母さんは「女の子には優しくするように」と言い聞かせていたんだとか…。

だからなのか、舞華選手は「女の子とはケンカをしない」と心に決め、男の子にいじめられている女の子を助ける形で、いじめっ子の男の子たちを日々制裁していたんですよ。

事実、現在舞華選手がスターダム内で所属しているユニット(チーム)のメンバーいわく、「私が精神的に落ち込んだりすると、ずっと傍に寄り添って話を聞いてくれるし、他のユニットの中で揉め事があっても、すぐに間に入って上手くとりなしている」と言っていましたので、やはりユニットのメンバー達はもちろん、ひょっとすると選手全員から頼りにされていることは間違いないと言えるでしょう。

そして、そんな日々が続いていた9歳の時、舞華選手に将来を決めるきっかけとなる転機が訪れます。
いつものように学校から帰ると、柔道、剣道、少林寺拳法、サッカーといったスポーツ系の習い事のパンフレットがあり、お母さんから「この中から選びなさい」との言葉が。

そう。
学校でケンカを繰り返す舞華選手を心配し、そのエネルギーを発散する場所を与えようとしたんです。

結果、舞華選手は柔道を選び、以降大学(大学時代は実業団に所属)まで続けたんですが、何でも小学校時代は練習でコーチが課す筋トレが鬼のようにきつく、時には罵声だけではなく竹刀で激しく殴打されながらこなしていたそうで、同じ筋トレを行っている男の子達の中には何と嘔吐している子もいたんだとか…。

はっきり言って、今の時代にはそぐわない「超」が付くほどのスパルタ教育だったことが判りますよね。

ですが考えようによっては、この時のスパルタ教育が現在の舞華選手の強靭な肉体基盤となり、またメンタル面においても、こういった指導によって元来持っていた負けず嫌いな気持ちが、さらに強力なものになっていったと言えるでしょう。

筋トレとお酒が大好き

これは趣味の話ですが、既述したように舞華選手は小学校から大学まで一貫して柔道をしており、その名残なのか現在でも「筋トレが大好き」と公言するほど、筋トレに心血を注いでいます。

その証拠に、自身のツイッターやインスタグラムでトレーニング後に鏡の前でポーズをキメた写真などを時折UPしているんですが、そこに写っているのは、見た瞬間に思わず「おおっ、凄っ!!」と言ってしまうほどの肉体なんですよ。

正直に言って、筋トレを少しかじった程度の男性では、力では一切太刀打ちできないことがひと目で判るほどであり、その圧倒的なパワーから来る強さを評して「スターダムの女帝」と呼ばれているんです。

事実、試合においてブレーンバスターという投げ技で体重90kgを超える対戦相手を持ち上げて放り投げたり、日本プロレス界で1番の歴史を誇る新日本プロレスで男女混合マッチに出場した際には、バックドロップで何と120kgを超える男子選手を投げ落としたりしていますからね。

なお、ご本人いわく「二頭筋(腕の力こぶの部分)と大胸筋はどうも苦手だ」とのことなんですが、とてもそうとは思えないほど徹底的に鍛え上げられているところを見ると、おそらくその負けん気から来る「まだまだだ!」「この程度で満足したくない!」という気持ちが、そう思わせているのかもしれません。

また、既述したように九州・福岡出身であることも関係しているのか、お酒も大好きで、ユニットメンバーの間では酒豪として知られているんだとか。

何でも、メンバーと共にリフレッシュを兼ねて静岡・熱海の旅館に宿泊した際、お酒を大量に飲んで大暴れした(詳細は不明)ほか、試合後に巡業先のホテルで夜中まで飲み、そのままユニットリーダーの部屋に酒瓶を片手に押しかけたなど、お酒絡みの武勇伝(?)には事欠かない豪快な女性なんです。

さらに、「試合でどこかを傷めた際には、お酒と食事を大量に飲み食いし、ゆっくりと睡眠を摂る。そうすると知らない間に治っている」とインタビューで発言していましたし。

お酒があまり好きではない、または一切飲めない・飲まない人がこの発言を聞くと「そんな訳あるかっ!」と思わずツッコミを入れてしまうかもしれませんが、「九州の人ならみんなやっている方法だと思う」と豪語するほど自信を持っているので、舞華選手にとってお酒はある意味「命の水」なのかもしれませんね。

ちなみに、一般的にあまりお酒を飲み過ぎると体から「コルチゾール」というホルモンが分泌されるんですが、これは筋肉を分解して破壊する作用を持っているため、過度の飲酒は筋肉に良くないと言われています。

ですが、大量のお酒を飲んでも、男性顔負けの見事な肉体を誇っていることを考えれば、いかに日頃からストイックに筋トレを行っているかが判りますよね。

おそらく「それぐらいのことで筋肉が無くなる(分解されてしまう)ような、生半可な筋トレはしていない」といった絶対的な自信があるからこそ、お酒を飲むときは気を抜いて徹底的に飲むということなんでしょう。

しかし、意識の変化が起きたのか、何と最近のインタビューにて「舞華チャレンジ」と題し「飲酒を週1回にする」と宣言。
おそらく、これまでは毎日飲酒していたものと思われますので、いきなり週に1回というのは精神的にかなりキツイはずですが、「やると言ったらやる!」と言っていたことからも、持ち前の負けん気の強さと強靭な精神力で有言実行することは間違いないと思われます。

プライベートでもプロレス命

このように筋トレとお酒をこよなく愛し、プロレスラーとして活躍している舞華選手ですが、何と試合や筋トレの際以外でも常にプロレスのことを考えてしまうほど「プロレス命」な一面を持っています。

事実、自宅でお酒を飲んでいる時であっても、試合を含むプロレスの映像を見ていたり、試合が無いオフの日であっても当たり前のようにジムに行って身体作りを行っていいたり、お客さんをヒートアップさせる試合を見せるためのメンテナンスとして整体に通ってマッサージを受け、入念に身体をほぐしてもらったりと、その行動全てが「プロレスありき」のものなんです。

ある意味、良い意味での「プロレスバカ」と言えますよね。

そもそも舞華選手は、上でも触れたように小学生から大学生まで柔道を続けていたんですが、ご本人いわく「特にこれといった実績も無いし、このまま続けていく意味が判らなくなって」と、将来について悩んでいた時期があったんです。

一時期は地元・福岡で会社員として働いていたものの「自身がやりたいこと」と向き合った際に「やっぱり体と体でぶつかり合う戦いが無いと生きていけない」との思いから、最終的にプロレスラーになることを決意。

そして今でもその魅力にとり憑かれていることを考えれば、プロレスラーという職業は舞華選手にとってまさに「天職」と言えるでしょう。

次は、いよいよプロレス入りからの活躍までを追っていきます。

プロレスとの出会いからの活躍

ここまで書いてきた通り、小学生から大学まで柔道を続け、戦いの世界で生きてきた舞華選手ですが、そんな彼女が初めてプロレスと出会ったのは、柔道に熱中していた中学生の頃だったと言います。

彼女の妹さんのお友達が大のプロレスファンであったことから、結果的に家族ぐるみで見に行ったことがきっかけだったんですが、この時はまだ「面白いな」程度で、レスラーになろうとは思わなかったそう。

それを裏付けるかのように、将来について悩んでいた時期に、彼女の「今日はこの会場で、柔道の全国大会に出場します」というインスタグラムの投稿が某有名レスラーの方の目に止まりスカウトを受けた際も、何となく決心がつかず答えを先延ばしにしている状態だったんですが、そんな時、ついに決意を固める大きな出来事が起きました。

大家族に密着した番組「痛快! ビッグダディ」において、一家の大黒柱である林下清志さんの三女・詩美(うたみ)選手が、現在2人が所属しているスターダムで一足先にデビューを果たしたんです。

詩美選手に対して、同じ九州出身(詩美選手は鹿児島県・奄美大島出身)で柔道経験者という共通点から、強烈なライバル心を持っていた舞華選手は「こうしちゃおれん!」と一念発起。

以前、自身をスカウトしてくれた有名レスラーの方に「あの時の話なのですが・・・」という感じでダイレクトメールで打診し、それまで勤めていた会社を辞めて上京。
その方が主宰を務める団体「JUST TAP OUT(通称 JTO)」の合宿所での生活が始まった
んです。

言うなれば、プロレスラーとしての第一歩ですね。

それからは新人として日々の厳しい練習はもちろんのこと、朝から晩までの営業活動に試合会場でのグッズ販売、チケットの手売りなど雑用も行っていたため、毎日が疲労困憊。

しかも同期の選手達は自身より年下だったことから、彼女達の食事作りのほか、主宰の方が他の団体で試合がある時には車で送迎も行うなど、日々かなりのハードスケジュールをこなしていたんです。

おそらく、持ち前の負けず嫌いの気持ちがあったからこそと思われますが、並の体力と精神力ではできないことですよね。

そういった過酷な練習生時代を過ごしたのち、2019年5月にデビューすると、何とデビュー戦において30年以上のキャリアを誇るベテラン選手から白星を奪取。

さらにそこから8か月後の翌年2020年1月には、プロレス入りのきっかけとなった林下詩美選手との一戦が東京・後楽園ホールで、しかも詩美選手が当時保持していた、年齢が20歳以下もしくはキャリア3年未満の選手のみが対象となる王座である「フューチャー・オブ・スターダム」に挑戦する形で実現。

敗れはしたものの、あと一歩のところまで追いつめるなど「あわや」という局面を何度も見せ、その心身の強さを存分に知らしめました。

そして2020年8月1日付で現在所属しているスターダムへと移籍すると、同団体における主力選手の1人であり、イタリアンハーフのジュリア選手がリーダーを務めるユニット「Donna Del Mondo(ドンナ・デル・モンド/イタリア語で「世界に弾ける女達」の意 )」に加入。

以降は、詩美選手とのシングル戦(1対1で行う試合)でお互い五分の戦績を残しているほか、同時期にスターダムへ移籍し、先日突然の引退を発表したひめか選手とのコンビ「舞ひめ」で、2021年2月に2対2の形式で戦うタッグマッチにおける王座「ゴッデス・オブ・スターダム」を、また同年10月3日には舞ひめコンビになつぽい選手を加えた「舞ひめぽい」で、3対3の形式で行う「6人タッグマッチ」の王座である「アーティスト・オブ・スターダム」を獲得するなど、その勢いはとどまることを知りません。

またスターダム入団時と現在を比較すると、身体が明らかに一回りも二回りも大きくなっているので、今の自分に満足することなく常に鍛え続けているところを見ると、いずれ所属ユニットDonna Del Mondoのリーダーの座に、さらには団体最高峰と言われる「ワールド・オブ・スターダム」王座(通称・赤いベルト)を獲得し、名実共に団体のトップに立つ日もそう遠くないのではないでしょうか。

まとめ

小学生から始めた柔道をバックボーンに、圧倒的なパワーで暴れまわっている舞華選手。
美しい女帝の雄姿を、今後も見いたいですね。

この他にも、金本浩二さんや蝶野正洋さんを紹介した記事もあります。

もしよければ、こちらも読んでもらえると嬉しいです。

reco-kyoumi.hateblo.jp

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