リコの興味しんしん

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インドに行くと人生観が変わる理由は?行くべきスポットや見どころも!

「インドに行くと人生観が変わる」と言われていますが、その理由は一体何なのでしょうか。
また、行くべきスポットや、見どころも気になりますね。
そのため今回は、「インドに行くと人生観が変わる理由は?行くべきスポットや見どころも!」をご紹介します!

インドに行くと人生観が変わる理由

「インドに行くと人生観が変わる」と言われる主な理由は何なのかというと・・・

  • 激しい貧富の差がある
  • 日本人とは真逆の性格をしている
  • 目を疑うような光景の連続

などが挙げられます。

それぞれ順に解説すると・・・

激しい貧富の差がある

インドは今現在でも貧富の差が激しい国で、高級なアクセサリーを身に着け外車を乗り回しているようないわゆるセレブの人達がいるかと思えば、一般的に「スラム」と呼ばれる貧民街で道の傍らで牛や豚の糞尿にまみれながら食事をしている人もいます。

また、スラムには物乞いなども多く、いたって普通に歩いているだけでも「お金をくれ」と言われることもあるほか、中には何と生まれたばかりのわが子の手足を切り落とし、それを観光客などに見せることで同情を誘い、お金を稼いでいる人もいるんですよ。

日本では到底考えられないことですよね。

「住む世界が違う」というのは、まさにこのことを言うのではないでしょうか。

そして、こういった光景を目の当たりにすると、日本にいる時には全く考えもしない「自分は普段なんて裕福で贅沢な暮らしをしているんだろう」という考えに苛まれると言います。

決して差別的な意味ではなく、自分自身を戒めるという意味で「人生いろいろとあるけど、俺/私はこの人達に比べたらよっぽど恵まれた環境にいるじゃないか。小さなことでクヨクヨしてられないな」というように、意識に変化がみられるんです。

そう考えれば、「インドに行くと、これまで持っていた自分の価値観がまるっきり変わる」という意味でも、人生観が変わると言えるのではないでしょうか。

日本人とは真逆の性格をしている

一般的なインド人の性格というのは、細かいことはほとんどと言って良いほど気にしないほか、話好きで遠慮なく自分の話したいことをひたすら話す=押しが強いという、日本人とは真逆の性格をしています。

日本人は小さい頃から「周りとの和」を乱さないように行動し、そのために無意識に空気を読むということをしますが、インド人にはそのような概念はありません。

そのため、たとえ初対面であっても、どこから来たのかはもちろんのこと、家族構成や年収・配偶者の有無に至るまで、プライベートな質問を次々にしてくる人が多いんですよ。

普段そういったことに対して全く慣れていない我々日本人からすると、「えっ、何々?初対面なのに何でそんなことを聞くの!?」と思わず面食らってしまいますよね。

また、基本的に臆する・躊躇するということもあまり無いため、たとえその国の言葉(日本人に対してであれば日本語)が不完全であっても、構わずにそのまま喋り続けるという場合ももちろんあります。

言わば、人間同士の言葉のコミュニケーションにおいて大切なのは、語学力などではなく「喋ろうとする気持ち」だということなんでしょうね。

そして、日本人の側からしても、インド人のこういった遠慮・躊躇の無さを目にすると、「そうか、大事なのはたとえ下手でも相手に自分の言いたいことを伝えるっていうことなんだ!」と気付き、自分の価値観、ひいては、人生観が変わるのを実感できることでしょう。

目を疑うような光景の連続

インドでは、牛や豚・野良犬などが平然と道を歩いていたり、車のクラクションが絶えず鳴り響いていたり、街中が家畜の糞尿だらけ(地域による)だったりなど、目を疑うような光景が次々に目に飛び込んできます。
事実、日本ではまず見ることが無いそのショッキングな光景に、「一体何なんだよ、この国は。こんな所もう二度と来るか!」と思ってしまう人が多いんですよ。

ですが、これはひとつ見方を変えれば、「あんな色んな意味で凄い国に行っていろいろと経験したんだから、これから先は多少のことがあっても大丈夫だろう」という自信が付くということですので、そういう意味ではやはりプラスに働いていると言えるでしょう。

確かに最初はいろんな意味でショックを受けるかも知れませんが、旅が終わる頃にはきっとそれらを全て当たり前のように受け入れることができている自分自身に気付くはずです。

そして、いざインドから帰ってきた時に「常識とか固定観念なんて、その人の物差しでしかないんだから、何のあてにもならないよ。もっと広い目で世界・世の中を見ないとなあ」という考えになっていれば、あなたの人生観は180°変わったと言えるでしょう。

人生観が変わるスポットはどこ?

では、人生観を変えるために訪れるべき「必訪スポット」は、一体どこなのかというと・・・

  • ガンジス河
  • ドービー・ガート
  • ハリドワール

などになります。

順に解説すると・・・

ガンジス河

聖なる河として崇められるガンジス河は、沐浴・祈り・火葬が行われるなど私達が日本で生活していては見ることができない光景ばかりで人生観が変わるスポットの1つです。

このガンジス河は、13億人を数えるインド人口の中で、実に8割を占めていると言われるヒンドゥー教徒から「聖なる河」として崇められています。

ちなみに、ガンジス河が流れる街・バラナシは、ヒンドゥー教徒にとってまさに「聖地」であり、「人生の最期をこの場所で迎えたい」という想いを持っている人がインド各地から集まってくるんですよ。

それを実証するかのように、ガンジス河では早朝から敬虔なヒンドゥー教徒の方々が沐浴したり、お祈りを捧げたりという、日本ではまず見ることができない光景が繰り広げられていますので、一見の価値ありです。

そして、もうひとつ日本では絶対に見ることができない光景というのがあるんですが、それはずばり「火葬」です。

ガンジス河のほとりにはいくつかの火葬場(とは言っても特に何もない広場のような場所)があり、そこで遺体を火葬してガンジス河へと流します。

ですが驚くべきことに、遺体が運ばれてきてから火葬してガンジス河に流すというその一連の光景が、何と人々の目の前で当たり前のように行われているんです。
日本では、絶対に見られないというより「絶対にあり得ない」光景ですよね。

おそらく初めてそれを見た方は大きな精神的ショックを受けるかもしれませんが、人間の最期というものを目に焼き付けることで「生と死」というものをはっきりと自覚できるので、それによって人生観が変わると言えるのではないでしょうか。

ドービー・ガート

インド最大都市のムンバイ中から集められた洗濯物が所狭しと干されている圧巻の景色が見所の巨大屋外洗濯場…ドービー・ガートは、訪れておきたいスポットの1つです。

ここでは何とムンバイ中から集められた洗濯物を野外で洗濯し、その後持ち主の家へ届けるという工程が行われているんですよ。

大都会・ムンバイの中にあって、まるで日本の昭和を思い出させる長屋のような場所に「これでもか」と言わんばかりに洗濯物が吊り下げられている光景は、まさに圧巻です。

なお、このドービー・ガートを観光する際は、少しでも近くで見ようとうっかり中に入ってしまうと、洗濯をしている人や「通称・ガイド」を名乗る人達から法外な額のチップを請求される場合があるので、注意するようにして下さいね。

近くで見たい場合は、ドービー・ガートの最寄り駅である「マハーラクシュミー駅」の南側に架かっている橋の上から見ると、その全景が判るのでオススメですよ。

ハリドワール

ハリドワールは北インドにある都市のひとつで、バラナシと同じく「ヒンドゥー教の聖地」として有名な場所です。

また、ガンジス河の源流で、「神々が住んでいる山地への入り口」と言われていることから、ヒンドゥー教最高神・シヴァの聖地とされており、ハリドワール駅前のロータリーにはシヴァの像が圧倒的な存在感を放ちながら鎮座しているんですよ。

それだけではなく、街の至る所にシヴァ神をはじめとしたヒンドゥー教の神様を祀っているお寺や「アシュラム」と呼ばれるヨガの道場などが立ち並んでいるので、ヒンドゥー教の神々やヨガに関心がある人であれば、必ず訪れるべき場所と言えるでしょう。

さらに、ハリドワールを流れているガンジス河の水は、バラナシのそれよりははるかに綺麗ですので、「せっかくインドに来たからガンジス河で沐浴はしたいけど、衛生面を考えるとちょっとな・・・」と思っている方にはもってこいです。

ちなみに、夕方からガート(沐浴場)で行われる「アールティー」と呼ばれるお祈りはとても崇高で見応えのあるものですので、ハリドワールに行った際にはぜひ体験してみて下さい。

きっとその神秘的で厳かな雰囲気に心を奪われ、体験後には(ああ、見て良かったなあ。何か人生観が変わった気がするよ)という気持ちになること間違い無しですよ。

まとめ

激しい貧富の差など、目を疑う光景に次々に遭遇するため「人生観が変わる」と言われるインド。
あなたも一度行って「自分の新しい扉」を開いてみては?