リコの興味しんしん

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マイナーな言語なんかじゃない!イタリア語を学ぶメリット・勉強法・オススメ教材を解説

世界の多くの国々で話されている英語や中国語・フランス語と比較すると、少しマイナーという感じがするイタリア語ですが、学ぶメリットは一体どういったものなのでしょうか。
また、勉強法やオススメの教材も気になりますね。
そこで、今回は「マイナーな言語なんかじゃない!イタリア語を学ぶメリット・勉強法・オススメ教材を解説」についてです。

イタリア語を学ぶメリットとは

多くの国に話者がいると言われる英語や中国語・フランス語などと比べると、若干マイナーな印象を受けるイタリア語ですが、学ぶメリットにはどんなものがあるのかというと・・・

  • 発音が簡単
  • ヨーロッパ旅行に役立つ
  • イタリア語由来の言葉を覚えられる
  • イケメンや美しい女性と親しくなれる
  • 危険を回避できる

などが挙げられます。

それぞれ順に解説すると・・・

発音が簡単

CHIをキと発音するなど例外がありますが、イタリア語は基本的に書いてある言葉自体をそのままローマ字読みすることができ、発音が簡単なことから覚えやすいというメリットがあります。
綴りと発音が違う英語やフランス語とは、全然違いますね。

「愛」を例に取っていうと、英語であれば「LOVE」と書いてラブと読み、フランス語であれば「AMOUR」と書いてアムールと読むんですが、もしもこれらの言葉をそのままローマ字読みするとLOVEは「ロべ」、AMOURは「アモー」と違う発音となってしまいますよね。

対して、イタリア語で愛は「AMORE」と書くんですが、発音はそのままローマ字読みした「アモーレ」でOKなんですよ。

他にも、「パスタ」は「PASTA」とそのままですから、地方によって全く違う方言や、言葉自体は一緒でも意味が違うことを指す「同音異義語」などがある日本語に比べるとはるかに簡単ですよね。

さすがにアクセントまで完璧にしようとすると少し時間がかかってしまうかもしれませんが、たとえばあなたが好きなJ-POPのイタリア語カバーをイタリア語で歌おうとした場合、歌詞カードさえあれば、1時間後にはほぼ完璧に歌いこなせていることでしょう。

イタリア語のそのほかの特徴として、日本語の平仮名と同じく、ほとんどの言葉が母音と子音のセットでできているため、イタリア語の読みをマスターするのは、我々日本人にとってはとても簡単なんです。

そう考えれば、「発音と文字の読み方さえ判れば、片言の会話ぐらいならできるんじゃないか?」と思ってしまいますが、その読みはおおむね正しく、イタリア人は一般的に男女問わず陽気で明るく、とても褒め上手ですので、もしもあなたがつたないイタリア語で自己紹介したとしても、「イタリア語が凄く上手だね!自分よりも上手いよ!」というような褒め言葉をサラッと言ってくれるはずですよ。

このことから、「何か外国語を勉強したいんだけど、どれも発音とか文字の読み方が・・・」との思いから二の足を踏んでいる方は、ぜひイタリア語を選ぶことをオススメします。

きっと「イタリア語ってこんなに簡単だったのか!もっと早くやっておけば良かったよ。」と思うこと間違いなしですよ。

ヨーロッパ旅行に役立つ

実はイタリア語をはじめとした俗に言う「ヨーロッパ言語」というのは、その多くが「ラテン語」と呼ばれる言語から派生しているため、イタリア語をマスターしておくとヨーロッパ旅行に大いに役立ちます。

というのも、ラテン語という括りで言えば、イタリア語のほかフランス語やスペイン語は、単語や文法がよく似ていると言われていますから。
もちろん、細かい違いはありますよ。

よく似ていると聞いて、「そんなの嘘だ。文字の見た目も言葉自体も全然違うじゃん。」と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、イタリア語しか判らない日本人の方がフランスとスペインに旅行に行った際、会話を全てイタリア語で行ったところ、見事に通じ、快適な旅行になったという実例もあるんですよ。

また、フランス語に至っては文法がよく似ているだけでなく、イタリア語の文字を見たり発音を聞いたりするだけで、「こう言ってるんだな」と想像がつくと言われているほどです。

そう考えると、かなり意外な話ですがイタリア語を読めたり話せたりすると、上記3か国を含む西もしくは南ヨーロッパ地域で言語による不自由さを感じることは無いと言えるでしょう。

1つの言語をマスターするだけでヨーロッパの半分近くの国の方とコミュニケーションが取れるというのは、とても便利ですよね。

ただし、チェコハンガリーといった東ヨーロッパ地域に関しては、西と比べると言葉の体系が異なりますので、西・南ヨーロッパ限定と考えて下さい。

このことから、もしもあなたが「いつかイタリアとかスペインとか、ラテンの国に行ってみたい!」と思っているのであれば、イタリア語を勉強しない手はありません。

それに上でも少し触れたように、イタリア人の多く(もちろんスペイン人の方も)は陽気で明るいので「おっ、君はイタリア語/スペイン語が喋れるのか。凄いじゃないか!アミーコ/アミーゴ(イタリア語/スペイン語で友達)だな!」と喜んでくれること間違いなしですので、現地で積極的にイタリア語を使い、友達を作って下さいね。

イタリア語由来の言葉を覚えられる

これは当然と言えば当然なんですが、イタリア語をマスターすることで、日本で使われているイタリア語由来の言葉を覚えることができます。

たとえば、ロックバンド・ハウンドドッグのヒット曲名で、だんだん強くなることを意味する音楽用語の「フォルティシモ」や、日本ではコーヒーの種類として捉えられている(厳密にはコーヒーとは全くの別物だそうですが…)「エスプレッソ」などもイタリア語なんですよ。

つまり、私達が普段思っている以上に、イタリア語は日常にあふれているということですので、それを学ぶことによって知識も付きますし、覚えられる言葉の幅が広がる訳ですね。

そうすると、家族や友達からも「へえ、そうなんだ。よく知ってるね!初めて聞いたよ」と感心されることでしょう。

イケメンや美しい女性と親しくなれる

少し不純さを感じる(?)メリットですが、イタリア人の多くは男女問わず彫りが深くはっきりとした顔立ちをしていて、男性であればイケメン、女性であれば美女が多いことで知られているんですが、イタリア語をマスターすることで、そんな彼ら/彼女らとグッと距離を縮め、親しくなることができます。

ここまで類似したことを繰り返し書いているように、彼ら/彼女らの大多数はとても明るく陽気でフレンドリーな性格をしていますので、あなたがたとえ片言であっても、勇気を出してイタリア語を喋ったとすると、やはりと言うべきか「わあ凄い、イタリア語が喋れるんだな/のね。しかもかなり上手いじゃないか/じゃない」といった感じで褒めてくれます。

そして、相手側があなたに異性としての魅力を感じたのであれば「もしこの後予定が無いんだったら、一緒にカフェでも行かない?ゆっくり話そうよ」という感じで誘ってくれることでしょう。
つまり、あなたの会話力次第でその後の仲が決まるという訳です。

もちろんあなたさえ良ければ、その場の流れで連絡先を交換してもOKですし、さらに意気投合すれば恋人同士へと発展することもありえますからね。

ただしあなたが女性の場合、下心を持って接してくる男性も当然存在しますので、「何か怪しいな」と感じたら、決してその場の雰囲気に流されることなく、「No. No grazie(いいえ、結構です)」とはっきり断ることを忘れずに。

危険を回避できる

「海外旅行で行きたい国ランキング」などで常に5本ないし3本の指に入るほどの人気を誇るイタリアは、その裏の顔にスリやひったくりなどが多いことでも知られているんですが、イタリア語をマスターしていると、こういった犯罪の危険を未然に回避できる可能性が高くなります。

たとえば、財布やパスポートといった貴重品を盗まれそうになった時などに、「何するんだ、やめろよ!」と大声で叫び、周りに助けを求めることもできますし、万が一盗まれてしまっても道行く人や警察に事情を説明することも可能ですからね。

もちろん大音量を発する防犯ブザーなども有効ですが、やはりイタリア語で会話していると、彼らも「おっ、何だこいつ。面倒臭いな。他の奴にするか」という感じで、ターゲットを変更する可能性がありますし。

このことから、あなたがイタリアに旅行に行きたいと思っているのであれば、そういった犯罪被害に遭わないようにするためにも、事前にしっかりとイタリア語を勉強しておくのが大切です。

より万全を期すのであれば、治安が悪いエリアをしっかりとリサーチしておくと楽しいイタリア旅行になること間違いなしでしょう。

ですので、人気の海外旅行先として常に上位に位置するイタリアへの旅行を、盗難被害などで嫌な思い出にしないためにも、せめて自身の意思表示がしっかりとできるという程度のイタリア語はマスターしておくようにしましょう。

なお、イタリア人男性の多くは、日本人男性と比べるとがっちりとした体格をしていますので、自分たちより比較的華奢(きゃしゃ)で性格も大人しい日本人をターゲットとしている可能性が高いので、時間と体力に余裕があるのであれば、日頃から筋トレを行い、犯罪ターゲットから外れることも1つの手です。

犯罪ターゲットから外れる以外にも、筋トレで筋肉を付けることで得られる精神的メリットがたくさんあります。

その精神的メリット・デメリットをご紹介した記事がありますので、もしよければこちらの記事も読んでみてくださいね。

では次に、どうやってイタリア語をマスターすれば身に付きやすいのか、オススメの勉強法をご紹介していきます。

イタリア語のオススメ勉強法

イタリア語をマスターするには、どんな勉強法があるのかというと・・・

  • 語学学校に通う
  • 通信教育を受ける
  • 語学書を利用する

などがあります。

順に解説すると・・・

語学学校に通う

これは「外で外国語を学ぶ」場合には最も実用的と言えるものですが、大抵の語学学校では講師がその国の人(イタリア語であればイタリア人)ですので、「生きた外国語を学ぶ」という意味ではうってつけと言える勉強法です。

ですが、NOVAなどの数か国語が学べる場所を除きイタリア語のみの語学学校となると、東京であっても「イタリア文化会館」をはじめ、わずか数か所しか無いのが実情です。

そう考えると、英語や中国語と比べるとやはり少し需要が少ないと思われていることが判りますね。

そして、生きた外国語(イタリア語)が身に付くのは確かですが、そのぶん料金(受講料)が高いというデメリットも存在しており、上でその名前をご紹介したイタリア文化会館」を例に取ると、仮に1回3時間の授業を10日間続けるというのを約2か月半続けた場合、料金は6万2千円と決してリーズナブルとは言えないんです。

ですが、イタリア政府が運営している機関であることから、講師の方のレベルも高い上に、説明も非常に丁寧で判りやすいというメリットもあるんですよ。
もちろん(?)日本語で授業をしてくれますしね。

また、ここでイタリア語を受講している人には、語学留学のための奨学金がもらえますので、現地に留学に行くことでまさに「生きたイタリア語」を学ぶことが可能なんです。

このようにメリット・デメリット両方あるものの、独学で勉強するよりもはるかに効率良く学ぶことが出来ますので「俺/私は語学書とかじゃなくて、実践で役に立つイタリア語を身につけたいんだ!」という人にはまさにうってつけと言えるでしょう。

通信教育を受ける

これはある意味現代の「ネット社会」を反映する勉強法と言えますが、インターネットを通してネイティブ講師たちの指導を受けるというものです。

こう聞いて、「いくらネイティブって言っても、教え方が上手い人・そうじゃない人って感じで当たり外れがあるんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはノー・プロブレム。

日本で広くその名を知られている語学学校「ベルリッツ」を例に取ると、ベルリッツのネイティブ講師たちは厳しい選考基準をクリアしたのちに洗練された研修を受けている、言わばプロ中のプロばかりですので、その実力と講座内容は業界で最高基準と言われているんですよ。

なお、一見ベルリッツと言えばその知名度から「敷居が高い」というイメージを持たれがち(?)ですが、実際はそんなことは全く無く、初心者から上級者まで各々の力に合わせたコースが用意されているので、あなたの今現在の実力に合わせたそれを選んで学ぶことができるんです。

つまり、今から初めてイタリア語を勉強する人であれば「これでもか!」というくらいに基礎がしっかりと身に付きますし、今よりさらにイタリア語の実力をUPさせたいと思っている人であれば、その願いをプロ中のプロが叶えてくれるという訳ですね。

マンツーマンで教えてもらえるという意味では留学より効率が良いとも言えますので、「日常的な会話を1対1で学んで覚えていきたい」との思いを持っている人にとっては、うってつけの方法と言えるでしょう。

語学書を利用する

これはイタリア語を独学で勉強する際の最もオーソドックスな方法と言えますが、語学書を利用することによって、上記の方法とは違い自身のペースで学ぶことができますので、「イタリア語を勉強したいけど、金銭的に余裕が・・・」もしくは「俺/私は留学とか家庭教師じゃなくてマイペースで勉強したいんだ」という人にはもってこいなんです。

では、イタリア語を勉強するにあたって「これがオススメ!」と言える語学書を、初級・中級・上級の3つに分けてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてもらえれば嬉しいです。

オススメのイタリア語テキスト

まずは、オススメのイタリア語テキストの初級編です。

初級編

この「ゼロから話せるイタリア語 CD付 改訂版 会話中心」は、まさにゼロから話せる、また、会話中心というタイトル通り、イタリア人の方々との会話を中心に、コミュニケーションを重視した入門書です。

それを実証するかのように(?)、まず最初のテーマである「覚えるフレーズ」では、基本的なあいさつやお礼・自己紹介などを、次の章ではカフェや相手の部屋など場面別のちょっとした会話でイタリア語の基礎をバッチリ固めることが出来るんですよ。
つまり、オーバーな表現ではなく、本当の意味で「イタリア語を学ぶのは初めて」という人向けの本という訳ですね。

さらに、様々な文法のまとめやイラスト付きの単語集などのほか、もちろん音声付きCDも付いていることから、言わばこれ1冊でイタリア語の基礎がまるでスーパーハードジェルのようにバチッと固められますので、「本を買ってイタリア語を勉強しようと思ってるんだけど、どれが良いのか判らない」と悩んでいる方は、ぜひこの本を使うことをオススメしますよ。

そして、この本で勉強をしている過程で、もしもイタリア人と話す機会があれば、ぜひ本の中に出てくる文章を使って、あるいはところどころ変えて喋ってみて下さい。

既述したように多くのイタリア人は男女問わずとても褒め上手ですので、それがたとえちょっとした挨拶やお礼の言葉だったとしても、こちらが「いやいや、そんなオーバーな!」というほどのリアクションで驚き、褒めてくれることでしょう。

この本でネイティブスピーカーへの力強い一歩を踏み出して下さい。

中級編

上記でご紹介したものが会話中心であるのに対して、こちらの「中級へのイタリア語文法」は文法中心であり、実際に使える文法をコンセプトに、様々な文法の解説や豊富な例文が掲載されている1冊です。

文法活用の練習はもちろんのこと、長文エッセイの読み方に至るまで、実に20章にも及ぶ様々な問題と解説を網羅していますので「大体の基礎は身に付いたから、もう1段階ステップアップしたい」という思いを持っている人にとっては、まさにうってつけなんですよ。

また、巻末にはすべての問題に関する解答を収録した「別冊解答集」も付いていますので、問題を解く際にチラチラと解答が見えてしまうことはありません。

それだけではなく、イタリアの祝日に関することや住宅事情などについて書かれているコラムも豊富ですので「文法ばっかり見過ぎてちょっと飽きてきたな」となった時のプチブレイクに利用すると良いでしょう。

この本で学習すれば、文法を含めあなたのイタリア語・イタリア文化に対する知識が格段に向上することは間違いありませんし、現地へ旅行に行った際もほとんどと言って良いほど困ることなく満喫できるはずですので、ぜひ更なるステップアップに役立てて下さい。

上級編

この本は、中級編でご紹介したもの以上にイタリア語の文法について深堀りし、例文およびそれについての解説を徹底的に網羅している1冊となっています。

上級者向けでありながらも、第1章では初級編で習うような文法の解説もされていることから「自分はまだ基礎がちょっと身に付いたぐらいだから、いきなり難しそうなものはちょっと・・・」と尻込みすること無く、安心して学習できるのも強みのひとつなんですよ。

そして、第2章からは中級および上級者が混乱しやすそうな部分を豊富な例文とともに徹底的に解説しているので、学習中の「あれ?ここはどうなんだろう」といった疑問点・不明点などをすぐに解決できる優良書と言えるでしょう。

ちなみに、チャプターは何と全27もあり、命令形をはじめ、人や物を比較するときに使う比較級や最上級などあらゆるテーマに応じた例文が収録されていることから、この本に書かれていることをすべて覚えて現地へと向かいイタリア人と会話すれば、きっと「君ほどイタリア語が流暢に話せる外国人は見たことが無いよ。一体どうやって勉強したんだい?」とお世辞ではなく本気で驚かれること間違いなしですよ。

さらに、それほどのイタリア語の実力を身に付けたとなれば、イタリア語検定はもちろんのこと、イタリア語通訳案内士試験にも余裕を持って挑めますので、今現在「将来イタリアで働きたい」もしくは「イタリア人と関わる仕事がしたい」との思いを持っている方は、ぜひ本書で学習することでさらにその能力を高め、将来に役立てて下さい。

まとめ+関連記事

発音が簡単で覚えやすい、現地で知り合いができる・危険回避などのメリットがあるイタリア語学習。
自身に適した勉強法を選び、楽しく勉強しましょう。

この他にも、イタリア人の意外な国民性をご紹介した記事があります。

もしよろしければ、こちらの記事も読んでいただけると嬉しいです。

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