リコの興味しんしん

リコの興味しんしん

各々の興味・関心事などに関する雑学を書いていきます。

その愛らしさに思わず釘付け!パグの性格や特徴・飼い方を解説

幾重にもシワが刻まれたユーモラスな顔をしているパグですが、その性格や特徴はどういったものなのでしょうか。
また、飼い方のポイントも気になりますね。
そのため今回は、「その愛らしさに思わず釘付け!パグの性格や特徴・飼い方を解説」をご紹介します!

パグの性格や特徴

そのしわだらけの顔や「ガアガア」という独特の呼吸音などから、時としてブルドッグに間違われることもあるパグですが、その主な性格や特徴はというと・・・

  • 明るく陽気
  • 懐っこくて賢い
  • 穏やかで落ち着きがある
  • 良くも悪くもマイペース
  • 飼い主を喜ばせることが好き
  • 頑固な一面も持っている

などがあります。

それぞれ順に解説すると・・・

明るく陽気

パグは一般的に、その見た目通り(?)明るく陽気で、優しい性格をしていますので、初めて犬を飼う方にもピッタリです。

また、小さいお子さんがいる家庭でも何も問題ないどころか、子供の良き遊び相手になってくれることでしょう。

こういった性格から飼い主さんとできるだけ一緒にいることを好むので、長時間の留守番をさせたりするのはどうしてもやむを得ない場合以外極力避け、なるべく一緒にいることを心掛けてあげて下さいね。

懐っこくて賢い

ある意味見た目通りかもしれませんが、パグは見知らぬ人や犬にも臆することなく近付いて仲良くなろうとする…とても懐っこい性格の持ち主です。

また、吠えたり噛みついたりといった攻撃性もほぼ無いうえ、相手に不快感を与えないためにはどうすれば良いのかを、しっかりと考えて行動する賢さも持ち合わせているんですよ。

言うなれば「空気を読んでいる」んですね。

だからなのか、飼い主さんにはとても従順ですし、しつけに対する物覚えも早いので、とてもしつけやすい犬種と言えるでしょう。

穏やかで落ち着きがある

これも先ほどの攻撃性の無さから来るものだと思われますが、大抵のパグは穏やかな性格で、小柄な体格ながらいつもドシっと構えて落ち着いているという特徴があります。

ただ人間と同じく、子供の頃はやんちゃ坊主/おてんば娘で落ち着きがないことが多いですが、それも成長と共に治まり、やがて上記のような性格になっていくんですよ。

なお、どちらかと言えばオスよりメスの方が、この性格および特徴が当てはまる率が高いと言われています。

そう考えれば、やはり人間も犬も関係なく男はいくつになっても「少年の心を持ったやんちゃ坊主」としての側面を持っていると言えるのではないでしょうか。

良くも悪くもマイペース

パグは基本的に飼い主さんのことが大好きで、とても従順な犬種なんですが、その反面、「その時の気分で行動する」というマイペースさも持っています。

それを実証するかのように、ある時は飼い主さんに名前を呼ばれると猛ダッシュで走ってきたのに、ある時にはまるで「どこ吹く風」と言わんばかりに無視を決め込んだり、その場から動かなかったりということもまれにあるんですよ。

そのあまりの変わりように最初は驚くかも知れませんが、次第に「これがこの子の性格なんだよな、そんな所も可愛らしいじゃないか」と思えるようになるはずです。

もしも、パグを飼うか検討している方はこのことを覚えておいてください。
外見だけでなく、その「ツンデレ」な行動にも癒されますよ。

飼い主を喜ばせることが好き

既述したように、パグは飼い主さんのことが大好きな犬種ですので、やはりというべきか突拍子もない珍行動をしたりして愛嬌を振りまくなど、飼い主さんを喜ばせることをするのが好きです。

また、常に飼い主さんの行動をみているので、たとえばあなたが落ち込んでいたり、イライラしていたりすると、まるで「どうしたの?元気出して/落ち着いて」と言うように上記のような行動をして笑わせてくれることもあるでしょう。

そういう意味では「愛犬と一緒に毎日、明るく楽しく笑顔で過ごしたい」という方には、年齢・性別を問わずピッタリの犬種ですよ。

頑固な一面も持っている

少し意外ですが、マイペースであるがゆえに少しだけ頑固な面も持ち合わせています。

ですので、何か悪いことをしたりした時や、しつけで言うことを聞かなかった時などにあまりきつく怒ったりすると「ふん、何だよ。お前なんか嫌いだ/あんたなんか嫌いよ」とでも言わんばかりの、すねた態度を取ることがあるんですよ。

また、意地でも自分の意思を通そうとする一面もあるので、小さい頃から厳しさと優しさを合わせ持った「愛情あるしつけ」を行うことが大切です。

そして、しつけでの指示をちゃんと守ることができた時には、「ちょっとオーバーなんじゃないの?」と人から思われるくらいに大げさに褒めてあげて下さい。

そうすることで、「そうか、こうすれば褒めてもらえるんだ!」とすぐに覚えるので、必ず実践するようにしましょう。

パグの飼い方とそのコツとは?

ここまでご紹介してきたような性格・特徴を持っていることから、初めて犬を飼う方や小さいお子さんがいる家庭でも問題なく飼育できるパグですが、その飼い方といくつかのコツを挙げると・・・

  • 室内の温度に気を配る
  • 肥満に注意する
  • シワのお手入れは念入りに
  • 抜け毛対策もしっかりと
  • 床にカーペットやマットを敷く
  • しつけは褒めて伸ばす

などがあります。

それぞれ順に解説すると・・・

室内の温度に気を配る

パグは基本的に暑さ・寒さ(特に暑さ)に弱い犬種ですので、あくまでも目安ですが夏であれば室温は23~25度、冬は26~28度ほどに設定しておく必要があります。

これはパグの毛が短毛、かつ、「ダブルコート」と呼ばれる上毛(オーバーコート)と下毛(アンダーコート)の二重構造になっているためなんです。
特に、夏は「ガアガア」と息が荒くなり、下手をすれば熱中症になってしまうこともあるので、そうならないためにも温度管理は必須です。

また、冬に暖房をつけていても寒がる様子があれば、ペット専用のヒーターを使ったり、洋服を着せたりするなどしてできるだけ体が冷えないように、しっかりとケアしてあげるようにしましょう。

肥満に注意する

パグは本来あまり活発に動くタイプではなく、しかも太りやすい体質の持ち主ですので、毎日朝晩2回ほど20~30分の散歩を行い、肥満に注意することが必要不可欠です。

なお、この散歩は肥満解消だけではなく、パグの明るくて陽気な性格を活かし、他犬種との触れ合いを通して社会性を身に着けさせるという意味でもベターなんですよ。
それに仲の良い友達ができれば、当然ながらパグからしても散歩が楽しくなりますしね。

散歩の際の注意点としては、季節や気温の変化に応じて散歩に行く時間を変えるということです。
特に、パグにとって大敵ともいえる夏に関しては、熱中症を避けるためにも、ある程度気温が下がった夕方に出かけるのが良いでしょう。

また、外での散歩だけではなく家の中であっても、たとえば軽いキャッチボールなどのいわゆる有酸素運動をさせてあげるのも効果的で、パグからしても大好きな遊びですので、ぜひ取り入れてあげて下さい。

シワのお手入れは念入りに

ある意味「パグの代名詞」とも言える顔のシワには汚れが溜まりやすく、臭いの原因になるので、入念なお手入れが必要になります。

方法としては、赤ちゃん用の柔らかいウェットティッシュや蒸しタオルなどで優しく拭いてあげるだけでOKですので、小さい時からお手入れを行い習慣化し、タイミングは毎食後や散歩後などに行ってあげると良いでしょう。

なお、嫌がるようであれば決して無理強いせず、まずは日頃から頭を撫でる・軽く抱きしめるなどのスキンシップを積極的に行い、「身体に触れられる」ということに対しての抵抗感・恐怖感を無くしてあげることが先決です。

そして、これをクリアすれば、もちろんシワのお手入れだけでなく、食後の歯磨きもできるようになるので、「犬との信頼関係を築く」という意味で、どちらも積極的に行うようにしましょう。

抜け毛対策もしっかりと

既述したように、パグの毛は「ダブルコート」と呼ばれる上毛と下毛の二重構造になっているんですが、下毛は季節の変わり目に大量に抜け落ちるので、定期的なブラッシングやシャンプーといった対策が必要になります。

ちなみに、ブラッシングは皮膚病予防やマッサージ効果もあるので、毎日5分程度の短い時間でもしてあげるようにすると、皮膚病の早期発見はもちろん、血行も良くなり抜け毛予防にもなるんですよ。

その際の注意点として、パグは皮膚が弱いという特徴があるので、硬い素材で作られたものではなく、柔らかいラバーブラシを使ってお手入れしてあげることが重要です。

また、シャンプーの目安は月に1~2回、温度は38度ほどに設定し、弱い水圧で足元から徐々にかけてあげるとベターです。
もちろん最後にドライヤーで乾かすことも忘れずに。

床にカーペットやマットを敷く

パグを飼う際は、関節への負担を減らすという意味で、床にカーペットやマットを敷くことをオススメします。

というのも、パグは先天的に、膝のお皿の骨がずれてしまう「膝蓋骨(しつがいこつ)脱臼」になりやすいと言われているからなんです。

たとえば、室内で遊んで走り回っている際にフローリングの床で滑ってしまったりすると、関節に負担がかかってしまい、結果、膝蓋骨脱臼になってしまうという場合が考えられるからです。

このことから、パグが過ごすスペースにはフラット・段差関係なく滑り止めのためのカーペットやマットを敷いたり、段差があるところには飛び乗らないように教えたりするなど、日常生活の中で配慮してあげることが大切です。

しつけは褒めて伸ばす

繰り返しになりますが、パグは飼い主さんのことが大好きな性格ですので、良いことをした時に褒めてあげると、「やった、褒めてもらえた!じゃあ次もこうしよう」というように飼い主さんからの指示をどんどん覚えていきます。

さらに学習すると、何も指示を出していなくても、自分からその行動をとったりする(一例として、餌をもらう時は自分からおすわりをするなど)こともあるんですよ。

このことから、パグのしつけのコツは「叱るより褒める」ということなんですが、ある意味これは人間の子供でも同じですよね(例えが悪いかな?)。

逆に、物に噛み付いたり、無駄吠えしたりなど悪いことをした時は、徹底的に無視を貫き通して下さい。

ここで「うわっ、何やってるんだよ!」というように大きな声を出して反応したり、「吠えたらダメでしょ!」と言って注意してしまうのは、完全な逆効果です。

このような反応をしてしまうと、パグは「気を引くためにはこうすれば良いのか!」、「パパ/ママが僕/私を応援してくれてる。じゃあもっと吠えないと!」と考え、間違って学習してしまうからなんですよ。

また、この時、怒鳴ったり叩いたりしてしまうと、余計に興奮したり・脅えてしまい接触を避けるようになったりする可能性もあるので、絶対にNGです。

褒める時と叱る時のメリハリをきちんとつけ、パグから「パパ/ママ大好き!」と思ってもらえるような飼い主を目指して下さいね。

まとめ

明るく陽気で従順という「愛玩犬そのもの」の性格と特徴を持っているパグ。
それらとしつけの方法を正しく理解し、家族の一員として迎え入れましょう。