リコの興味しんしん

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各々の興味・関心事などに関する雑学を書いていきます。

世界有数の親日国・オーストラリアの魅力って?旅行での必訪スポットも解説!

コアラやカンガルーの生息地であり、世界的にも親日国としても知られているオーストラリアですが、その魅力はどんなものがあるのでしょうか。

また、旅行において必ず訪れるべきスポットも気になりますよね。

そのため、今回は「世界有数の親日国・オーストラリアの魅力って?旅行での必訪スポットも解説!」をご紹介します。

オーストラリアの魅力

日本で親日国として知られ、旅行先や移住先としてトップクラスの人気を誇っていると言っても過言では無いオーストラリアですが、その魅力はどういうものがあるのかというと・・・

  • 1年を通して気候が温暖
  • 海や山などの大自然にあふれている
  • 先住民の文化が体験できる
  • 治安が良く安全
  • 明るくおおらかで陽気な人が多い

などが挙げられます。

それぞれ順に解説すると・・・

1年を通して気候が温暖

オーストラリアは南半球に位置していることから、日本とは季節が正反対で、(日本が位置しているのは北半球)また日本よりも赤道に近いため
、地域によって若干の気温の違いはあるものの、1年を通して気候が温暖
と言われています。

亜熱帯気候が特徴のオーストラリア「北部」においては1月~3月の間は雨季に入るため、多少気温が下がりますが、温帯の「南部」であれば年間を通じて快適に過ごすことができ、オーストラリア「中央部」であれば夏場には、何と気温が40度を超えることもあるんですよ。
(夏場は全然温暖じゃないじゃないか!というツッコミは、ご勘弁下さい)

その証拠に(?)、ビーチ沿いの街に住んでいる人であれば、年間を通して上はTシャツ/タンクトップ、下はショートパンツにビーチサンダルという「超」が付くほどのラフな格好をしていますし、地元の人達(観光客の人達も含む)からしても、「オーストラリアの欠点は、夏が暑過ぎることだね」と言うぐらいですから。

こういった気候から、地域によってはたとえ冬であっても日中であればTシャツにジーンズといった軽装でも問題なく過ごせます。

ですが、気温差が激しい場所の場合、夜になるとやはり気温が大幅に下がりますので、夜間に外出する際はコートやマフラーなどの防寒着が必要となります。

何と言っても、その際は地元の方々でもブーツやコートなどを着用して防寒に努めますからね。

このように、個々で見るとコートが必要なほどになる場合がありますが、オーストラリア全土として見れば、やはり1年中温暖な気候であることは間違いありませんので、「ハワイみたいな常夏とまではいかなくても、寒いよりは暑い方が良いんだ」という人にとっては、うってつけの国と言えるでしょう。

海や山などの大自然にあふれている

オーストラリアは、日本の約20倍もの面積を誇っていることから、海や山といった壮大な自然にあふれている国です。

事実、2004年に映画/テレビドラマで公開/放送された「世界の中心で愛をさけぶ」でその名前を広く知られるようになったエアーズロック(作中ではウルルと呼称)をはじめ、「世界最大のサンゴ礁」と言われているグレート・バリアリーフなど、世界遺産に登録されているものもたくさんあるんですよ。

また、観光地として有名なゴールドコーストには「サーファーズ・パラダイス」と呼ばれるビーチリゾートがあり、その名前通りサーフィンをはじめとしたマリンスポーツが楽しめるほか、ビーチ沿いにはホテル・レストラン・ショッピングセンターなどもありますので、遊びだけではなく買い物や食事も楽しむことができるお得なスポットなんです。

さらに、動物が好きな人であれば、「カランビン・ワイルドライフサンクチュアリー」もオススメです。
何と言っても、ここはオーストラリアを代表する動物のひとつであるコアラと一緒に写真を撮ったり、カンガルーやエミューに餌をあげたりといった触れ合いを楽しむことができる動物園ですからね。

このように、海ならグレート・バリアリーフやサーファーズ・パラダイス、山であればエアーズロック(ウルル)など、大自然に囲まれているのもオーストラリアの魅力のひとつですので、「日本では体験できないようなスケールの大きいものが見たい・体験したい」という思いを持っている人にとっては、これ以上無い場所と言えるでしょう。

先住民の文化が体験できる

これは、「オーストラリアの観光地」と言えばまず思い浮かべる」と言っても過言では無いゴールドコーストや、グレートバリアリーフがあるケアンズでのことなんですが、これらの都市には、オーストラリアの先住民であるアボリジニの文化が体験できる施設や公園が点在しています。

ちなみに、アボリジニの歴史は非常に古く、何とオーストラリア大陸に約4万年以上も前から住んでいたと言われ、元来文字を持たなかったため、自分達部族の掟や様々な知恵を壁画に記したり、物語にして語り継いだり、また、住居に関しては1カ所に定住することなく、広大な大自然の中を転々としながら暮らしていたと言われているんですよ。

ひと口にアボリジニと言っても、様々な部族が存在しているんですが、その全ての部族に共通しているのは、「自然界と調和して生きる」ということです。

これは、アボリジニの心の根底にある「自然に対する感謝の気持ちを忘れずに生きる」という気持ちから来ていると言われ、それを実証するかのように、太古の昔から森の中の岩陰を寝床にしたり、朝と夕方には大自然の神に祈りを捧げたり、川に水を汲みに行ったり、木の実を探したりなど、現在でもある意味原始的とも言える生活を送ってきましたからね。

とはいっても、現代においてはその多くが我々と変わらない作りの家に暮らしているんですが、中にはやはり昔からの生活を守りながら日々を過ごしている方もいらっしゃるので、施設や公園ではそういった方々の生活が体験できるという訳です。

その中身を少しご紹介すると、アボリジニが独自に発展させてきたダンスのレクチャーや絵画についての解説のほか、木の根っこの「へ」の字になっている部分を使ってブーメランを作り、狩猟を体験するなどが挙げられます。

パソコンやスマートフォンといった文明の利器が発達しきっている現代において、そういったものには一切頼らずに昔ながらの生活様式を守っている方々の暮らしを体験すれば、きっと「インターネットやテレビなんかなくても、毎日生活できるんだ。体験してみて良かったな」と思うこと必至です。

このことから「LINEやSNSなど、インターネットのある生活にちょっと辟易していたから、そういうものが無い生活をしたい!体験してみたい!」との思いを抱いている人にはもってこいと言えるでしょう。

治安が良く安全

2019年度の世界163ヶ国を対象にした「平和な国」ランキングにおいて、オーストラリアは第13位と比較的上位をマークしていることから、世界的に見ても治安が良く、安全な国とされています。

もちろん治安が悪い場所もあります。

ですが、治安が悪いでなければ、夜であっても1人で歩くことが出来ますし、オーストラリア人の多くはとても気さくでフレンドリーな方が多いので、あなたが英語で一言話しかければ、にこやかかつ爽やかな笑顔で対応してくれることは間違いありません。

それを実際に経験すれば、きっと「みんな気さくで良い人が多いし、こうやって歩いていても安全だし、オーストラリアって良い国だなぁ」と思うことでしょう。

ですが、いくら安全な国とはいえ、やはり日本とは環境が全く違いますので、たとえ安全なエリアであっても気を抜かないことが大切です。

事実、ひったくりや少額とはいえお金をだまし取る詐欺、車上荒らしなどの犯罪に巻き込まれている観光客の方も大勢いらっしゃいますからね。

また、あなたが女性であれば、性犯罪にも十分に気を付ける必要もあります。

実例として、深夜のクラブやバーでお酒を飲んでいる時に、偶然隣り合わせて意気投合した男性から知らない間に睡眠薬を入れられ眠くなったところ、宿泊先のホテルまで送ると言われ、部屋にまで上がり込まれたなどの悪質な手口の犠牲になったという事件も起きているんですよ。

こういったことを予防するには、やはり夜にバーやクラブといったお酒を提供する場所に行かないのが1番ですが、「私はお酒が好きだし、どうしてもバーとかで飲みたい!」という場合は、あまり飲み過ぎないように注意し、変に馴れ馴れしく話しかけてくる男性には毅然とした態度で臨むようにしましょう。

繰り返しになりますが、いくら安全な国と言われていても「ここは外国なんだ!」ということを常に頭に入れた上で行動し、現地での旅を良い思い出にして下さい。

明るくおおらかで陽気な人が多い

上でも似たようなことを書きましたが、オーストラリア人の多くは男女問わず、気さくでおおらかかつ陽気な性格の人が多いと言われています。

おそらくですが、あなたが普通に道を歩いているだけでも「やあ、元気かい?」といった感じで「Hi!」と声をかけてくれることでしょう。

日本であればほぼ間違いなく「えっ、何この人?」と思われてしまう行動ですが、このような行動は彼ら/彼女らからすれば、ごく普通・当たり前のことなんですよ。

たとえばの話、カフェに入って列に並んでいる際でも、全く知らない物同士で、ああでもないこうでもないと雑談したり、お店の常連であれば、店員さんが「やあ、今日もいつものやつで良いかい?」と声をかけ、お客さんが「ああ、頼むよ」と答えたりといった、まるで友達同士のような会話が繰り広げられますからね。

また、小・中・高で日本語の授業を学校が多くあり、既述したように世界有数の親日国でもあることから、あなたが日本人だと判れば、「日本から来たのか?オーストラリアをおもいっきり楽しんでくれよ!」というような温かい言葉をかけてくれたり、中には「こんにちは」や「元気ですか?」と日本語で話しかけてくれる人もいるはずです。

ちなみに、オーストラリア人の口癖として挙げられる「No worries(心配/問題ないよ・気にするな)」という言葉なんですが、これはまさにオーストラリア人の気質を表すものであり、細かいことは何も気にしないんです。

事実、ちょっとした失敗や、待ち合わせの時間に少し遅刻したぐらいであれば、全てこの言葉で片付けてしまうと言っても過言ではありませんから。
このことからも、そのおおらかさが見て取れますよね。

また、彼ら/彼女らの中にはオージー(オーストラリア人全体を指す言葉)ならではの気質と言われる「マイトシップ(平等精神から来る助け合いの気持ち・仲間意識)」が息づいているため、親切な人が多く、困っている人を見かけると「どうしたんだい?何か手伝おうか?」と優しい言葉をかけてくれますし、妊婦さんやお年寄りといった力・立場の弱い人に対しても積極的に手を差し伸べるんです。

人々のこういった気質を反映するかのように、主要都市のひとつであるシドニーや、日本人から旅行・もしくは移住先に選ばれることが多いパースなどでは、電車であれば日本と同じように駅員さんに依頼すれば、乗降スロープを持ってきてもらえたり、中には段差がない電車もあるなど、都市によっては日本以上にバリアフリーが行き届いているんですよ、

つまり、車イスユーザーも、ほとんど何不自由なくオーストラリア観光を楽しめるということです。
ですので、「オーストラリアに行ってみたいけど、現地のバリアフリー事情が心配…」と思っている人は、それこそNo worriesの気持ちを持って、心ゆくまでオーストラリアを堪能して下さい。

きっとオージーの気質や街のバリアフリーに触れることでお気に入りの国になり、「オーストラリア最高だったなあ。絶対にまた行くぞ!」という気持ちになること間違いなしですよ。

では次に、そんなオーストラリアに旅行に行った際、絶対訪れるべき必訪スポットをご紹介していきます。

ここは外せない!旅行での必訪スポット

シドニーだけではなく、全域を通して観光地が多いオーストラリアですが、主にどういった所があるのかというと・・・

主にこういった所が挙げられるんですが、それぞれ順に解説すると・・・

エアーズロック(ウルル)

既述のエアーズロック(正式名称はウルル)は高さ348m、周囲9.4kmという驚異のスケールを誇る砂岩であり、世界遺産にも登録されていることから、オーストラリア観光において「絶対に外せない」と言っても過言では無い定番スポットです。

2004年に大ヒットした「世界の中心で愛をさけぶ」の聖地ですね。

このどデカイ砂岩の歴史を少し紐解くと…エアーズロック(ウルル)は、1873年にイギリスの探検家により発見され、当時の西オーストラリア総督だったヘンリー・エアーズ氏の名前から「エアーズロック」と名付けられました。

ですが、エアーズロックと名付けられる前は先住民のアボリジニ達から「ウルル」と呼ばれていたこと、そして、オーストラリアでアボリジニの習慣や文化・考え方を尊重しようとする運動が高まっていたことから、1995年(平成7年)にエアーズロックから現在のウルルへと改められたんですよ。

何と言ってもアボリジニの人達は、実に1万年も前からこの地に住んでいたと言われていますから、現代人側からすれば彼ら/彼女らに対し、敬意を表したということですね。

事実、これ以降エアーズロック周辺の土地は、アボリジニの人々へと返還されていますからね。

アクセス方法としては、エアーズロック空港もしくはアリススプリングス空港を利用するんですが、日本からの直行便は運航していません。

ですので、オーストラリア国内の他の都市から乗り継いでエアーズロック空港かアリススプリングス空港に入る必要があります。

エアーズロックに近いエアーズロック空港であればシドニーブリスベンメルボルンよりジェットスター航空が、ケアンズからであれば、カンタス航空が就航しています。

・他方のアリススプリングス空港であれば、シドニーメルボルンブリスベン、パース、ダーウィンのそれぞれの都市からカンタス航空が就航しています。

ちなみに、ジェットスター航空LCCと呼ばれる格安航空会社で、カンタス航空はフルサービスの航空会社であることから、ジェットスター航空の方が航空運賃が安いことが多いので、「できるだけ飛行機代を安く浮かせたい」と思っている人にオススメです。

気候については、砂漠性気候に属していることもあり、年間を通して降雨量は少なく、昼間と夜間の気温寒暖差が大きいという特徴があります。

たとえば、真夏の日中であれば、何と40度を超える日もありますので、サンサンと降り注ぐ日差し・紫外線から身を守るためにも、サングラスや帽子、日焼け止めクリーム、マメな水分補給といった暑さ対策は必須と言えるでしょう。

ですが、冬場は20度前後まで下がりますので過ごしやすくなるものの、標高が高いだけに朝晩の最低気温は0度を下回ることもあるため、早朝や夜に足を運ぶ場合には、ジャンバーやコート、マフラーなどの防寒を怠ってはいけません。

もしこれを怠ってしまうと、あまりの寒さにそれこそ「世界の中心で愛をさけぶ」の名ゼリフのように「助けて下さい!」と絶叫することになってしまいますよ。

せっかくのエアーズロック観光…オーストラリア旅行で風邪を引いてしまったということが無いようにするためにも、寒さ対策はしっかりと行うようにしましょう。

観光スポットとしては、もちろんエアーズロックをそのまま眺めるというのもありますが、エアーズロック名物のひとつと言える…サンセット(日の入り)、サンライズ(日の出)観賞を忘れてはいけません!

これはエアーズロック観光に訪れた人達の大半が、「これを見にエアーズロックに来る」と言っても過言ではないほどの名物で、たとえばサンセットなら「サンセット観賞エリア」に1時間ほど前から集合することから、繁忙期にはかなり込み合うことで知られています。

ですが、たとえそうであっても、夕日がエアーズロックに反射しながら次第に沈んでいくその光景は、言葉にはとても言い表せないほど神々しいものですので、一見の価値あり

ちなみに、このサンセット観賞エリアにはフェンスが設けられているんですが、フェンス越しのエアーズロックはかなり距離があることから、まるでポストカードのような絶景をカメラに収めることができますので、世界各国から訪れる人達が後を絶たないんですよ。

さすがオーストラリアと言えば1番に名前が挙がるエアーズロックですね。

ちなみに、このツアーに参加している場合、サンセットを待っている間にスパークリングワインやおつまみなどが提供されることが多いので、もしあなたがお酒が飲めるのであれば、それらを堪能しながらワイングラスにエアーズロックを映し、「逆さエアーズロック」を楽しむのも良いですよ。

肉眼で見るのとはまた違った素晴らしさを感じることができますよ。

ぜひ「世界の中心」と称される場所を堪能し、思い出の1ページに刻んで下さい。

オペラハウス

エアーズロックに次ぐ知名度を誇っていると言えるオペラハウスは、国内の中心地であるシドニーに位置し、まさにオーストラリアを象徴する観光スポットと言える場所です。

ちなみに、その周辺にもハーバー・ブリッジの上に登るツアーやシドニー湾のデイクルーズなど、オペラハウスを存分に堪能できる観光スポットが満載ですしね。

オペラハウスの独特で特徴的なその外観は、見る人に強烈なインパクトを与える訳ですが、その歴史をご紹介すると、1959年(昭和34年)にデンマークの建築家・ヨーン・ウツソン氏の手によって建設が開始され、当初は完成まで4年を見込んでいたんですが、デザインと構造の複雑さから、完成するまで実に14年もの歳月を要したんですよ。

また、建設費用も当初は700万ドル(約7億円)とされていたものの、完成までの長い年月から、実に1億200万ドル(約112億円)を費やすこととなり、何と建設途中で予算がストップ。

これにより、記述したウツソン氏は設計者の立場でありながら、何と撤退という形でオーストラリアを後にしてしまいました。

結果として、1973年(昭和48年)に完成したものの、それまでにこれほど当初の予定が大きく狂った建物は数少ないと言えるでしょう。

また、オペラハウスの特徴的な外観についても少し触れると、オペラハウスの外観は、驚くべきことに見る角度によって全く違って見えるように作られているほか、印象的な白い屋根はスウェーデン製の特注品である100万枚以上の白とクリーム色の屋根瓦で覆われており、白色のものだけが光を反射して外から綺麗に見えるようになっているんです。

実に粋でおしゃれな作りですよね。

さらに、港の海水を循環利用することで、建物の暖房と空調の両方に電力を供給しているというハイテク(?)な技術を使っているんですよ。

このように当時の時代の最先端を行くと言っても過言ではない設計で作られたオペラハウスは、それらが評価されたことから、2007年(平成19年)に、世界遺産に登録されました。

ここまで書いてきたように紆余曲折を経て建設され、特徴的な外見を持ち、現在では世界遺産に登録され、シドニーはもちろんのこと、オーストラリアを代表する観光スポットとなったオペラハウス。

その名前通り、オペラをはじめ、アーティストのコンサートや舞台など、何と年間2000以上の公演が開催されているんですが、その楽しみ方と言えば、やはり外観を楽しむだけでなく、公演を観賞することです。

何と言っても、オペラハウスはオーストラリア国立バレエ団や、シドニー・シンフォニー・オーケストラのシドニーにおける拠点となっている場所ですからね。

バレエやクラシックに興味がある人であれば、「こんなに素敵な場所で、こんなに素晴らしい公演を見られるなんて、オーストラリアに来て良かったなあ」という気持ちになること間違いなしですので、ぜひ心ゆくまで堪能して下さいね。

もちろんそれだけではなく、内観やバックステージ等を周ることができる日本語話者ガイドによるツアーなどもあり、経験豊富なガイドがオペラハウスの歴史や建築の知識を丁寧に解説してくれるほか、外壁に手を触れたり、一般には立ち入り禁止のエリアで芸術舞台の裏側を楽しむこともできます。

つまり、運が良ければオペラやクラシックなどのリハーサルが見学できるということですので、「いざ本番」となった際には「あっ、このフレーズはさっきリハーサルで聴いたやつだ」というように、いつもとは明らかに違う音楽の楽しみ方ができることでしょう。

ちなみに、このツアーは大人であれば1人30オーストラリアドル(約2863円)から参加できるほか、時間の方も約30分と比較的短いです。
もし参加する際は、階段の上り下りなども多いので、スニーカーなどの歩きやすい靴をチョイスすることをオススメします。

さらに、オペラハウス内外の観光に疲れたら、その周辺で素晴らしい景色を眺めながら食事をとるのも良いですよ。

というのも、オペラハウスの近くには、その名も「オペラ・バー」なる名前の野外ビアガーデンがあり、ビールはもちろんのこと、シドニー湾で獲れた美味しいシーフードを味わうことができますからね。

このように、様々な楽しみ方ができることがオペラハウスの魅力ですので、訪れた際にはぜひこれら全てを思う存分満喫して下さい。

グレート・バリアリーフ

グレート・バリアリーフは、オーストラリア北東にあるクイーンズランド州の東岸に位置し、全長何と2000kmにもわたって広がる世界最大のサンゴ礁群…つまり、海です。

ちなみに、サンゴ礁とはサンゴが分泌した石灰の骨格が堆積したものなんですが、驚くべきことにここグレート・バリアリーフに存在しているサンゴ礁は、約200万年前から堆積し続けている物であり、海中には実に1500種類を超える熱帯魚が、地上には200種類を超える鳥が生息しているなど、大自然の神秘を感じられる場所であることから、世界遺産にもしっかりと登録されているんですよ。

名前の通り、まさに「グレート」ですよね。

これには1998年に関西テレビ系列で放送されたTVドラマ「GTO」での鬼塚英吉(演:反町隆史さん)も、思わず「グレートだぜ!」と言ってしまうことでしょう。

そのアクセス法をご紹介すると、ケアンズからフェリーでのアクセスが一般的です。

最もアクセスが良いと言われているグリーン島であれば、高速フェリーで45分で到着するほか、特に人気を誇るハミルトン島であればケアンズからカンタス航空の直行便が出ており、所要時間も約1時間と短いので、「できるだけ早く着いて遊びたい」という方には、どちらもオススメですよ。

代表的な楽しみ方としては、グレート・バリアリーフではただ単に広大な海を眺めるだけではなく、ダイビングやシュノーケリング、グラスボトムボートでのクルーズなど、マリンアクティビティが豊富ですので、「ただ海を見るだけじゃなくて、もっといろんな方法で満喫したい」という人にはうってつけの場所です。

たとえば、シュノーケリングであれば、サンゴ礁や熱帯魚を間近に見ることが出来ますし、グラスボトムボートクルーズであればその名の通り、ボートの中から海中を覗くことが可能ですので、泳ぐのが苦手な方も安心です。

観光スポットとしては、グリーン島・ハミルトン島などをはじめとする900を超える個性的な島々はもちろんのこと、グレートバリアリーフの中心部に位置し、キメ細かい白い砂がある手付かずのビーチとして世界的にその名を知られ、2017年に「トリップトラベラーズチョイスアワード」の南太平洋部門で1位を獲得した「ホワイトヘブンビーチ」などが挙げられます。

さらに、カップルで赴く場合にぜひ見ていただきたいのが、サンゴ礁で形成されたハートリーフです。

これは地上からではなく、ヘリコプターや水上飛行機を利用して上空から見下ろすことではっきりと形が判るんですが、これをすることでその男女は幸せになれると言われているんですよ。

このことから、「将来この人と結婚を決めている」という方にとってはぜひ訪れるべき場所ですし、また結婚してから月日や年数が経っているご夫婦であっても、このハートリーフを見ることでもう1度改めてお互いを想う気持ちをより強固なものにできると思いますので、絶対的な絆で結ばれるためにもぜひ訪れ、その光景をしっかりと目に焼き付けて下さい。

タロンガ動物園

このタロンガ動物園はシドニーにあり、国内最大の規模を誇る動物園と言われています。

ちなみに、「タロンガ」とはアボリジニの言葉で「水の眺めが美しい」となるんですが、この動物園はまさにその名前通り、シドニー湾を一望できる高台に作られているんですよ。
そう考えれば、この名前が付けられているのも納得できますよね。

また、タロンガ動物園は1916年(大正5年)開園と非常に歴史ある動物園であり、オーストラリア国外の野生動物も多く飼育されているため、その種数は340種、頭数は2600頭にも及ぶなど、まさに「国内最大規模」の呼び名にふさわしい動物園なんです。

その見どころをご紹介すると、飼育スペースやバックヤードなどで生き生きとしている動物たちを間近で観察できる体験プログラムとツアーがあり、飼育員の方の指導のもと、オーストラリアを代表する動物であるコアラはもちろんのこと、ミーアキャットやペンギン、フクロウ、ゾウ、ゾウガメといった様々な動物と接することができます。

たとえば、コアラであれば「コアラエンカウンター」というエリアにおいて、飼育員の方がツーショット写真を撮ってくれる(ニューサウスウェールズ州では、コアラの抱っこは禁止されている)ほか、その後数分間の撮影タイムも作ってくれるため、その愛らしい姿を間近で撮影できるんですよ。

とても人気があるプログラムなので、入場直後の予約が必須です。

また、ミーアキャットであれば「ミーアキャットエンカウンター」で、ミーアキャットを膝に乗せての餌やり体験が可能なほか、その間は写真撮影ができますので、ただ見るだけではなく、直に触れ合えるのが嬉しいですね。

老若男女問わず動物好きな方からすれば、きっとその気持ちを「これでもか」と掻き立てられること間違いなしですよ。

なお、ミーアキャットエンカウンターでのプログラムは、小さい子供であれば8歳から体験できるんですが、14歳までの場合は保護者の同行が必要になります。

ミーアキャットは人に慣れていれば懐っこさも見せますが、元来は警戒心が強い動物であることから、万が一のアクシデントがあっては危険ですからね。

ちなみに、こちらのチケットは朝9時から園内の売店もしくは窓口で販売されますので、時間を間違えずにしっかりとGETして下さい。

これらの体験プログラムやツアーは事前予約制ですので、「ぜひ参加したい!」という方は入場後すぐに予約しておくことを忘れずに。

次にアクセス方法ですが、フェリーもしくはバスと2通りの方法があります。

フェリーの場合は、シドニー湾に面する埠頭で観光名所でもある「サーキュラー・キー」の第2埠頭から30分おきに出航しているタロンガ動物園行きに乗船しましょう。

サーキュラー・キーの周辺には、シドニーを代表する橋である「ハーバーブリッジ」やオペラハウスなど、シドニーの名所がそびえ立っていることから、「それらを一望しながら目的地へ向かいたい」または「純粋にシドニーの海から見える景色を堪能したい」といった思いを持っている人にはうってつけですよ。

・また、バスであれば、シドニーのウィンヤード駅の近くのウィンヤード・パークのキャリントン通りにある「Stand A」のバス停から247番のバスに乗ります。

バス、あるいはフェリーで行く際に、あると便利なシドニーの公共交通機関で使える「OPAL CARD」なる、日本で言うところのSUICAのようなカードの購入を強くおすすめします。
これが無いとバスに乗れない場合もあるためです。

OPAL CARDは、コンビニやスーパー、薬局等で手軽に購入でき、チャージ式で10オーストラリアドル(約930円)からチャージ可能ですので、事前にしっかりとGETしておきましょう。

開園および閉園時間に関しては、夏の9月から4月は朝9時30分から夕方5時、冬の3月から8月と12月31日は朝9時30分から夕方16時30分であり、休園日は設定されていないことから、基本的に午前中から夕方にかけて毎日オープンしていますので、「自分は動物が大好き!」という方はぜひ1度訪れ、動物達との楽しい時間を記憶に刻んで下さい。

ハーバーブリッジ

ハーバーブリッジは、シドニー湾に架かっている橋であり、オペラハウスと共にシドニー…ひいてはオーストラリアを代表する観光名所のひとつです。

行き方としては、車と電車の2通りあります。

まず、①車の場合はセントラル駅から約12分、次に➁電車の場合はシドニーから東西南北に延びる路線「シティレール」を利用するんですが、「サーキュラー・キー」駅から徒歩10分ほどで到着し、セントラル駅からであればハーバーブリッジの北側にある「ミルソンズポイント」駅で下車し、そこから徒歩7分と、車・電車共にアクセスに優れているのが嬉しいですね。

ただ、セントラル駅から歩いていく…というのであれば、その場合の所要時間は約45分と、そこそこの時間が必要なので「できるだけ楽な方法で行きたい」というのであれば、車もしくは電車を利用するのがベストと言えます。

ちなみに、その歴史をご紹介すると、ハーバーブリッジの建設が始まったのは1923年(大正12年)のことなんですが、その構想自体は何とそこから100年以上前の1810年代から練られていたと言われているんですよ。

ですが、国の景気悪化や政権の交代などがあったことからすぐに着工という訳にはいかず、完成したのは着工から9年後の1932年(昭和7年)に完成し、同年の3月19日に正式開通。

なお、その当時はシドニー1の高さを誇っており、その幅は世界的に見ても、2012年(平成24年)にカナダ・バンクーバーに「ポートマン橋」ができるまでは、実に49メートルを誇る(全長は1149メートル)「世界一幅の広い橋」と呼ばれ、何とギネスにも認定されていたんです。

事実、現在でも対岸まで橋げたがないシングルアーチとして、このハーバーブリッジはニューヨークにある「ベイヨン橋」に次ぐ世界第2位の大きさを誇っていると言われていますしね。

そして、その歴史に関する豆知識をご紹介すると、ハーバーブリッジの建設を提案したのは、フランシス・グリーウェイという死刑囚</span>でした。

彼は1812年(文化9年)にイギリスで文書偽造によって極刑を言い渡された建築家なんですが、判決が出た後(1815年・文化12年)、当時イギリスの流刑地だったニューサウスウェールズ州へと送られた際「この港に橋を架けてはどうか」と提案したんだとか。

なかなか大胆不敵な死刑囚ですよね。

その時は何も起こらなかったものの、それから約100年後には建設に着工した訳ですから、彼の考え・発言は少なからず後のオーストラリアの発展に影響を与えたと言えるでしょう。

事実、このハーバーブリッジには、日々数えきれないほどの乗り物と国内外の人々が行き交っていますから。

さらに、ハーバーブリッジを安全に保ち、腐食などの劣化から守っているのは、ペンキ塗りと古いペンキ剥がしなのですが、中でもペンキを剥がす際に使用する「ブラスト装置」は作業員の服や皮膚を貫く危険性があったことから、2013年(平成25年)からはシドニー工科大学と一緒に開発した特別なロボット「ロージー」と「サンディー」がペンキ剥がしをアシストしているんですよ。

人力だけではなく、こういった近代的な力も利用しているからこそ、常にハーバーブリッジの美しい姿が保たれていると言えるのではないでしょうか。

続いてはその楽しみ方ですが、1つはシンプルに「橋の上を歩く」というものです。

ハーバーブリッジには8車線の自動車道と2路線の鉄道路線のほか、自転車と歩行者用の舗道が各進行方向にあり、歩行者が渡る舗道は網が高く張られ車から守ってくれるなど、セキュリティもバッチリなんです。

歩いて渡ると片道約30分とまぁまぁの時間を要しますが、それに見合うだけのシドニー湾の美しい景色を楽しむことができます。

この時、ハーバーブリッジを北側から渡ることをおすすめします。

北側からであれば、オペラハウスを遠望することができるうえ、橋を支えるパイロン(支柱)にある展望台・博物館も見学でき、さらに、ハーバーブリッジの鉄柱などを間近で眺めることができるので、迫力を直に感じられるというメリットがありますよ。

ちなみに、パイロンにある博物館内には、ハーバーブリッジの建設中の写真や歴史に関する文献のほか、作業員の方の蠟(ろう)人形が飾られているなど、多彩な見所がポイントのスポットですので、「ハーバーブリッジの歴史に興味があるから、建設過程の写真も見てみたい」という方にはうってつけですよ。

ただし、この展望台・博物館内にはエレベータが無く階段のみですので、途中で歩き疲れないようにするためにも、スニーカーやサンダルといった歩きやすい靴・履き物をチョイスして下さいね。

2つ目は、「ブリッジ・クライム」つまりハーバーブリッジを登ることです。

あれ?今どこからか「スパイダーマンかっ!」というツッコミの声が聞こえたような気が・・・。

もちろんスパイダーマンのように飛びついて登るのではなく、徒歩で登ることになりますが、訓練を受けたクライムリーダーと共に小人数のグループで行動しますし、登る前には安全器具の使い方や登るためのレクチャーをしっかりと受けますので、そこは心配ご無用(?)です。

このブリッジクライム…これまでに実に計200万人以上の方が頂上に到達していると言われています。

と、多くの方が登頂はしていますが、高いところが苦手…という方もいらっしゃると思います。

その方におすすめしたいのが、約1時間半という比較的短い時間で半分の高さまで登る「お試しクライム」です。
「苦手意識を克服したい」あるいは「苦手なんだけど、頂上から見る景色に興味がある」というチャレンジ精神旺盛な方は、ぜひぜひ1度チャレンジしてみてくださいね。

さて、このブリッジクライムのツアーは「デイクライム(朝から夕方の間)」、「トワイライトクライム(夕方)」、「ナイトクライム(夜)」、「ドーンクライム(月1回限定/夜明けスタート)の4つに分かれていて、料金は出発する時間帯や条件などで違いがあり、事前予約をすることで割引きなどもありますので、忘れないように予約しましょう。

ちなみに、英語がちょっと…という場合に代わりに予約をしてくれるなど、様々な特典が付いているオプショナルツアーが便利ですよ。

とにもかくにも、シングルアーチとしては世界で2番目の大きさを持つ橋の頂上から見るシドニー湾やオペラハウスはまさに絶景の一言ですので、その光景を目の当たりにすればきっとあなたも「こんな綺麗な景色が見れるなんて、道中はしんどかったけど、登って良かったなぁ」という気持ちになること間違いなしですよ。

そして、3つ目は、1つ目の橋の上を歩くよりもさらにシンプルに「ハーバーブリッジを眺める」ことです。

中には、「えっ、そんな単純なことなの?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、実はハーバーブリッジは早朝から夜…どの時間においても違った景色、いわゆる違った顔を見せるんです。

たとえば、早朝であれば朝日に照らされ荘厳な表情を見せたり、夕方であれば夕日をバックに物憂げな表現を見せたりなど…刻一刻その表情を変化させます。

特に夜の場合がおすすめで、ハーバーブリッジとオペラハウスが共に「これでもか!」と言わんばかりにライトアップされている光景は圧巻ですので、一見の価値ありですよ。

少し違った角度から攻めるのであれば、シドニー湾をクルーズ船で周るという方法もあります。

広大な青空の下で、潮風に吹かれながらハーバーブリッジを通過すると、シングルアーチ世界2位の大きさを、よりリアルに感じることができるでしょう!

様々な方法で、世界2位の橋の魅力を端々まで(寒っ!)堪能して下さい。

まとめ&関連記事

山や海といった大自然にあふれ、気候や治安も良好、おおらかで気さくな親日家が多いオーストラリア。
観光スポットも、日本ではお目にかかれないスケールの大きいものばかりですので、1度足を運べばその魅力の虜になり、リピーター確定間違いなしですよ。

また、海外生活に向いている人とそうではない人の違いについて解説した記事も書いていますので、もしよろしければこちらも読んでみて下さい。

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