リコの興味しんしん

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心を閉ざしている人の心理・特徴とは?その原因や改善策も

本音や本心を言わない人を心を閉ざしていると言いますが、心を閉ざしている人の心理と特徴は、どんなものなのでしょうか。
また、その原因や改善策も気になりますね。
そのため、今回は「心を閉ざしている人の心理・特徴とは?その原因や改善策も」をご紹介します!

心を閉ざしている人の心理・特徴

心を閉ざしている人の心理と特徴は、主にどんなものがあるのかというと・・・

  • 人を信用していない
  • 自分では自覚が無い
  • 自分を上手く表現できない
  • 深い話が苦手
  • 1人で解決しようとする

などがあります。

それぞれ順に解説すると・・・

人を信用していない

心を閉ざしている人は、過去に信用・信頼していた人から裏切られた・本心を打ち明けたら笑われて馬鹿にされたなどの精神的ショックから、人を信用していないことが多いです。

誰しも「この人だけは」と思っている人からそういった仕打ちを受けたら、「信じてたのに・・・」と思ってしまいますが、心を閉ざしている人はこういった経験を何度もしたことで、人を信じることが嫌になってしまっていると考えられるんですよ。

「どうせ信じても、また裏切られる」、「本心を言っても笑われるんだから」というように…。

だからなのか、心を閉ざしている人は、たとえ人から積極的に話しかけられ、それに応じていたとしても、心の底では警戒心全開なため、まかり間違っても自身のプライベートなことをベラベラ喋ることはありません。

あくまでも当たり障りの無い表面上の会話だけに終始するでしょう。

もちろんこれは恋愛においても男女問わず共通しているので、こういった人と恋仲になるには、決して積極的にプッシュするということはせず、ゆっくりじっくりと時間をかけながら、閉ざしている心を徐々に徐々に開いていく必要があります。

「私は味方だから」ということをできるだけ口に出すのはもちろん、それを態度で示し続けるということを実行していれば、きっとあなたの優しさ・誠実さを理解し、少しずつその固く閉ざした心の扉を開いてくれるはずですよ。

自分では自覚が無い

心を閉ざしている人の中には、すでにその状態が当たり前になっているために、自身に心を閉ざしている自覚が無いことが多いです。

ですので、他の人から「話をしてても全く本音を言わないよね」と言われたとしても、「そう?これが普通なんだけど」と意に介さないことでしょう。

そもそも、心を閉ざしている人は日常生活において、人と関わる必要性をそれほど感じていないことから、心を開くことに何かメリットがあるのかという思いがある可能性が大です。

もちろん頭の片隅では、人は1人では生きていけないと思ってはいるんですが、誰でも良いって訳じゃないという思いも同時にあるんですね。

このことから、もしもあなたがこういった人と友達もしくは恋人になりたいと思っているのであれば、自分は味方だということを言葉と態度両方で示すのと同時に、しっかりとその人の気持ちに寄り添うことが大切になります。

自分を上手く表現できない

自分を上手く表現できないという理由で心を閉ざしている人の多くは、「自分の本当の姿や考えを知られたら、嫌われてしまうんじゃないか」という思いを抱えていることが多いです。

そして、やはりと言うべきか…過去に信用・信頼している人に自身のありのままの考えや意見を話した際に、頭ごなしに否定されたり、心無い言葉で罵倒されたりなどのトラウマがあることから、自身の言いたいことやしたいことができないんですよ。

まるで俳優であり歌手としての活動歴もある反町隆史さんのヒット曲「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」みたいですね。

確かに、「できれば人から嫌われたくない」という思いは、多かれ少なかれ誰もが持っているものと思いますが、辛い経験があると、ことあるごとにそれを思い出してしまうため、結果として自分を上手く表現できなくなってしまうという訳です。

深い話が苦手

心を閉ざしている人は、自分の心の内…つまり、本当の自分を人に知られることを何よりも恐れているため、真面目な話や深く込み入った話は苦手な傾向があります。

ですから、そういった話になると、「それよりさぁ…」という感じで話題を変えようとしたり、「どうだろう。よく判らないな」などと、はぐらかそうとすることが多く、仮にその話に対して、私はこう思うと返したとしても、当たり障りのない言葉しか言わないことが多いです。

言葉を返して、自身の本心を悟られてしまっては大変ですから…。

こう聞くと中には、ただ逃げてるだけでは?と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、これは心を閉ざしている人にとって防衛本能のひとつであり、こうすることで自身の心を守っているんです。

ですから、あなたの周りにこういう人がいる場合は、どう思う?というような意見を求める質問は、どうしても必要な時以外しないようにするのが良いでしょう。

とは言っても、会議やミーティングなどの場合は別です。

その際には、「何か意見は無い?思ったこととか感じたことをそのまま言ってみて」と軽い感じで質問し、人前で意見を言うということに対して慣れてもらうようにしましょう。

1人で解決しようとする

心を閉ざしている人の多くは、基本的に他人とコミュニケーションを取ることを苦手としているため、悩みがあったとしても人に相談せず、1人で解決しようとするという特徴があります。

男性であれば「男だから」といった気持ちがあるため、おかしなところはないかもしれませんが、心を閉ざしている人の場合はそれだけではありません。

そこにはやはりと言うべきか、心理として「人に言っても理解してもらえないし、馬鹿にされるだろうから、1人で悩んで解決する方がマシだ」という気持ちがあるんですよ。

もちろん例外もありますが、こういった人は、子供の頃からの積み重ねから、このような考えになってしまうことが多いです。

一例として、学校での悩み事を両親に打ち明けたら、「それはあなたが悪い。そういうことをしたから、そうなったんでしょ?どうこう言う前に反省しなさい」や、「そんなことで悩んでるなんて馬鹿じゃないの?男の子なんだから、もっとしっかりしないとダメよ!」と、全て自分が悪いような言い方をされたことが積み重なって…。

男女問わず、子供からしてみればせっかく勇気を出して自分の気持ちを打ち明けたのに、そんなふうに頭ごなしに何度も否定されたら、「意見は通らないし、否定される」という気持ちが心の中に刷り込まれてしまいますよね。

結果、日常生活において悩み事などがあっても、誰にも相談することなく自分1人で考え解決するということが当たり前になってしまうという訳です。

心を閉ざしてしまう原因は

ではそういった事例を含め、心を閉ざしてしまう原因はどういったものなのかというと・・・

  • 信用・信頼していた人に裏切られた
  • 両親からの愛情が不十分だった
  • ひどい失恋を経験した

などが挙げられます。

それぞれ順に解説すると・・・

信用・信頼していた人に裏切られた

これはある意味、人間関係において精神的にかなりキツイことなんですが、中には信用・信頼していた人に裏切られたことが原因で、心を閉ざしてしまった人が多くいます。

なお、こういった人は元来とてもピュアな心の持ち主であることから、人を信用しやすいので、そんな事態に直面した時には非常に大きなショックを受け、最終的に「もう誰も信じない」という結論を出してしまうんですよ。

自身が信頼していた友達や恋人に裏切られたら、「あんなに仲良くしてたのに…」と思うでしょうし、1度だけでも相当なショックですが、仲良くなって信頼を寄せる度に…となれば「もういい!」となってしまいますよね。

このような理由で心を閉ざしている人は、人を信じるということに嫌気がさしているため、そう簡単には人に心を許しません。

ですので、友達や恋人関係になろうとするには相当な時間がかかることでしょう。

ですが、本当に心を開いた際には、元来のピュアな気持ちが前面に押し出されるので、ひょっとすると一生の友達もしくは生涯の伴侶となること間違いなしですよ。

両親からの愛情が不十分だった

心を閉ざしている人の中には、幼少期に虐待を受けたり、話を十分に聞いてもらえなかったりなど、両親からの愛情を十分に受けてられなかった人が多くいます。

少し触れましたが、何か悩みを話したり相談事を持ちかけたりする度に、「そんな下らないことで悩んでどうする!」や、「それはおまえには無理だ。諦めなさい。」と、取り付く島もないほどに一刀両断されてしまうだけでなく、そこに心身共に響く虐待があったとなると、たまったものではありませんよね。

そうなると、「自分は居なくても良い…必要の無い人間なんだ」と思うようになることから、大人になってからも人に心を開くことができなくなってしまうんですよ。
さらに、その思いが積もり積もってしまうと、下手をすると自殺を考える場合もあります。

もし仮にメンタルが強い人であれば、「1人でも大丈夫だから、このまま生きていく!」という気持ちになるかもしれませんが、そうではない人からすれば、かなりキツイ状況であることは安易に想像できますよね。

このことから、もしもあなたの周りにこういったことが原因で心を閉ざしている人がいるのであれば、繰り返しになりますがやはり第一に常日頃から味方だということを言葉と態度で示し、少しでも悩んでいるようなら、「何かあった?」という感じで、できる限り寄り添ってあげて下さい。

そうすればきっと、「この人になら・・・」と思えるようになり、少しずつですが心を開いてくれるようになるでしょう。

ひどい失恋を経験した

こう聞くと、「失恋ぐらいで心を閉ざすなんて」と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、長年付き合っていた恋人が浮気をしていたといったようなひどい失恋を経験したことから、心を閉ざしてしまった人もいます。

やはり男女問わず、信じていた恋人に裏切られるというのは、ショックが大きいものですし、それが初恋であればなおさらです。

もちろん中にはメンタルが強く、失恋しても比較的すぐに立ち直り、次の恋を探す人もいるでしょう。

ですが、そういったタイプではないいわゆる一途なタイプの人からすれば、あまりのショックに食事も喉を通らなくなったり、仲が良かった頃を思い出して夜な夜な泣いてしまったりというような状況になってしまう場合があります。

そうなってしまうと、歌手の槇原敬之さんではありませんが、「もう恋なんてしない」と思うのではないでしょうか。

そして、それほどの気持ちになるということは、相手に対する気持ちが大きかった証拠ですし、だからこそ心を閉ざしてしまうほどの大ダメージを受けてしまうと考えられます。

続いては、心を閉ざしている人がそこから脱却するための改善策についてです。

心を閉ざした状態からの改善策

心を閉ざした状態からの改善策には、どんなものがあるのかというと・・・

  • 信用できる人を見つける
  • 積極的に意見を言うことを心掛ける
  • 深く考え過ぎないようにする

などが挙げられます。

それぞれ順に解説すると・・・

信用できる人を見つける

こういうふうに書くと、「それができないから、悩んでるんじゃないか!」というお怒りの声が聞こえてきそうですが、「この人は話しやすいな」という人がいれば、少しずつ話をしていき、信用できる人を見つけることで、今の状態が改善される可能性があります。

言わずもがなですが、人と人とのコミュニケーションの大半は会話…つまり、言葉によって成立するものですので、あなたが心を開いていかなければ、相手もそうしようがありません。

つまり、たとえ少しずつでも、あなたが勇気を出して話をすることによって、次第に心の中の氷が溶けていく可能性があるという訳なんですよ。

もちろん、最初からそれほど込み入った話をしようといった気持ちにはならないでしょうから、ちょっとした他愛ない話からでOKです

ひょっとすると、最初は自信が持てずにしどろもどろになってしまうかもしれませんが、きっと相手もあなたの勇気を感じ取り、しっかりと耳を傾けてくれるはずですよ。

そうやって何度か話をしているうちにお互いを知り、徐々に信頼関係が生まれ、同性であれば友達に…異性であれば恋人に進展していくことでしょう。

積極的に意見を言うことを心掛ける

これも先ほどと同じく少しずつで大丈夫なんですが、積極的に意見を言うことを心掛けることで、これまで固く閉ざされていた心の扉が徐々に開いていくことが考えられます。

そもそも、日本では「空気を読む」ということが重要視されるため、積極的に意見を言うことにあまり慣れていない人が多いですが、だからと言ってずっとそうしていては、あなたの心は当然ながら閉ざされたままですからね。

確かにこれまでは、何か意見を言うたびに頭ごなしに否定されたりしたことで、深く傷ついてきたかもしれません。

ですが、あなたの中にたとえ少しでも「改善したい」という気持ちがあるのであれば、ぜひ自分の意見を言うことをオススメします。

まずは第一段階として、あなたが1番親しいと思える人と話している時に、「私はこう思う」と言ってみて下さい。

ここで大切なことは、「自分の意見を言った」ということを認識し、自分自身を褒めてあげることです。

そういった体験を繰り返すことによって、間違いなく自分に自信が付いてきますので、次第に「心を開く」ということに対して恐怖心や気後れが無くなり、最終的に当たり前になってくることでしょう。

深く考え過ぎないようにする

心を閉ざしている人の中には、どうしても物事を深く考え過ぎてしまうというクセがあるので、これをたとえ少しずつでも直していくことが改善に繋がると言えます。

というのも、こういった人の多くは感受性が鋭いことから、私を嫌っているんじゃないかというように、人の気持ちを深読みしてしまうんですよ。

確かに、過去に自身が信じていた人に裏切られたというような辛い経験から、どうしてもこういった考え方になってしまうのは仕方がありません。

ですが、面と向かって「あなたのことが嫌い」とはっきり言われない限り、そういったあなたの考えは、あくまでも想像…もっとはっきりと言えば妄想に過ぎません。

例えば、初対面の人と少し話した程度で、あなたのことを嫌っているなんて、神様や心の中を読める人でなければわからないことですから。

他にも、話しかけてくれる同僚・同級生が、あなたと仲良くなりたいと思っていないと言い切れますか?

これも神様でもない限り、言い切ることはできないですよね。

だからこそ、「ああなんじゃないか」、「こうなんじゃないか」と最初から良くない考えを巡らせるのではなく、まずは極力何も考えずに人と接することが大切なんです。

そうすれば、きっと以心伝心でその姿勢や気持ちが相手にも伝わり、お互いが変に身構えることなくフラットな気持ちで話せるようになり、心のしこりやわだかまりも無い友情や愛情を育むことができるでしょう。

まとめ

信用・信頼していた人からの裏切りや、両親からの愛情不足などが原因で、心を閉ざしている人。

心情をしっかりと理解し、友情・愛情を育みましょう。