リコの興味しんしん

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プラモデルをコレクションするならドイツ戦闘機がおすすめ! メッサーシュミットBf109編

Bf109G-10 第301戦闘航空団 JG301 EDUWARD 1/48

第二次世界大戦時、世界各国で多くの戦闘機が創造され、製造されました。
その中でも、ドイツの戦闘機は機種や形式が豊富なうえ、塗装の多様性は目を見張るものがあります。

そのため、プラモデルのドイツの戦闘機を作り、コレクションすることは極めて魅力的です。
実際、筆者は最初の数機を作った段階で、その魅力に心を動かされ、40年近くにわたり104機のドイツ軍の航空機を作ってきました。

そこで、このブログではドイツの代表的な戦闘機を、筆者が作成したプラモデルの画像と共にご紹介し、ドイツ機の魅力をみなさんに知っていただきたいと思います。
記事を読み終えると、あなたも、ドイツ戦闘機の魅力を知ることができますよ

1.コレクションにドイツ戦闘機がおすすめな理由

プラモデルのコレクションにドイツの戦闘機がおすすめな理由は、その機種や形式が豊富なうえ、塗装の種類もたくさんあるからです。

例えば、大きな枠組みでは1つの機体名でくくられるドイツ戦闘機でも、子細に見ると数多くの種類があります。Bf109には大きく分けてF型、G型、K型があり、その中でもG型にはG-2,G-5,G-6,G-10,G-14と多数の型があります。ちなみにG-6は、最も多量に生産されました。

また、塗装で言うと、ドイツ戦闘機の特徴でもあるエクスペルテン(スーパーエース)の機体に施される特別な塗装があったり、一般的な機体でも数多くのパーソナルマークが知られています。

このように、ドイツの戦闘機は、その機体の種類と塗装が非常に豊富で、第二次大戦で使用された戦闘機の中で最も魅力があります。

そこでここからは、少しでもその良さを知ってもらい、ドイツ戦闘機をコレクションしてもらえるように、筆者が作成したプラモデルのドイツ戦闘機の画像と一緒に、その機体の魅力をご紹介します。

2.魅力的なドイツ戦闘機

Bf109F-4 第2戦闘航空団 第Ⅲ飛行隊 第9中隊長 ジークフリート・シュネル中尉 HASEGAWA 1/48

今回ご紹介するプラモデルのドイツ戦闘機は、メッサーシュミットBf109です。
Bf109は、大戦の初めから終戦まで使い続けられたドイツの代表的戦闘機です。
この機体も多くの機種や形式があるのですが、その中でも私の好みはF-4とG-6で、実際にコレクションしているので、このF-4とG-6をご紹介してゆきます

ちなみに、プラモデルの飛行機には、1/72、1/48、1/32などのスケールが代表的です。
筆者は、その組みやすさ、完成時の大きさ、価格から1/48を作成し、コンプレッサーとエアーブラシで塗装しています。

2-1 メッサーシュミットBf109

大戦初期から終戦まで使われていたドイツを代表する戦闘機のメッサーシュミットBf109の型式は、大きな分類でE、F、G、Kの4種あります。

この4種のうち、E型は大戦初期に多く使われた機体ですが、筆者はF型以降の機体が好きで、E型を制作したことがありません。しかし、武骨で多数の塗装が知られるE型が好きな人はたくさんいます。

Bf-109 F
① Bf109 F-4Trop ハンス・ヨアヒム・マルセイユ少尉 HASEGAWA 1/48


さて、Bf-109のF型は、F-2とF-4の型が知られています。
その武装は、機首にMG151/20 20㎜機関砲1基と、2基の7.92mm機銃を装備していました。

① Bf109 F-4Trop ハンス・ヨアヒム・マルセイユ少尉 HASEGAWA 1/48
画像①(直上)のF-4は、熱帯仕様機のBf109 F-4 Tropで、アフリカ戦線で活躍し、アフリカの星と呼ばれたハンス・ヨアヒム・マルセイユ少尉(総撃墜数158機)の機体です。



この機体は2色迷彩の非常に美しい機体で、赤い垂直尾翼の方向舵に書かれた多数の撃墜マークが彼の戦績を示しています。

➁ Bf-109F-4 ハンス・”アッシ”・ハーン大尉 EDUWARD 1/48

Bf-109 F‐4 ハンス・”アッシ”・ハーン大尉 EDUWARD 1/48

次の画像➁のBf-109 F-4は、ハンス・”アッシ”・ハーン大尉が搭乗した機体です。

搭乗者のハンス・”アッシ”・ハーン大尉に少しスポットを当ててみると…テューリンゲンのゴータに生まれた彼は、運動選手としての才能があり、1936年夏開催のベルリンオリンピックの五種競技に選抜されましましたが、病気のために欠場したという辛い経験がありました。

その辛い経験があったためか、それとも生来の才能を活かしたのかはわかりませんが、ドイツ軍に入隊後戦果をあげ、約560回の作戦飛行で計108機を撃墜しています。

そんな彼が搭乗したこの機体は、グレー系の3色迷彩塗装で柔らかいぼかしの入ったモットリングと呼ばれる斑点状の迷彩が施されているの特徴です。

Bf-109 G
③ Bf109 G-6 エーリッヒ・ハルトマン少尉 HASEGAWA 1/48

Bf109 Gには、G-2、G-5、G-6、G-10、G-14などの型があります。

その中でも、Bf190 G-6型は1万機以上生産され、第一線で戦い続けた名機として知られています。
武装は、機首にMG151/20 20㎜機関砲と、2基のMG131 13mm機銃を装備していました。

③ Bf109 G-6 エーリッヒ・ハルトマン少尉 HASEGAWA 1/48
上の画像③は、エーリッヒ・ハルトマンが搭乗した機体です。

搭乗者のエーリッヒ・ハルトマンが第二次世界大戦時、実戦に参加した期間は2年半ほどしかありませんが、その間に1405回の出撃をし、825回の空中戦を行っています。

その戦績は、撃墜機数が352機とドイツ空軍の中で最も多い…いわゆるエクスぺルテン(撃墜王です。

また、撃墜数が最も多いだけでなく、彼はさらに僚友も戦死させたことがありません

そんなすごさあふれる彼ですが、実は16回も撃墜(不時着を含む)させられています。
撃墜されただけでなく、1度ソ連兵に捕まり捕虜となっています。

捕虜とはなりましたが、自力で脱出し、基地に帰還。
そこもまたすごいですね。

④ Bf109 G-6 ゲルハルト・バルクホルン大尉 EDUWARD 1/48

④ Bf109 G-6 ゲルハルト・バルクホルン大尉 EDUWARD 1/48

④の機体は、撃墜王エーリヒ・ハルトマンに次ぐ撃墜数を誇るゲルハルト・バルクホルン大尉が搭乗した機体です。

彼の出撃数は1104回、そして気になる撃墜数は301機撃墜王エーリヒ・ハルトマンの352機には及びませんでしたが、それでも300機超え。

ちなみに、撃墜数が300機を超えるのは歴史上、エーリヒ・ハルトマンと彼だけです。
この二人がいかにすごかったかよくわかりますね。

3.代表的なプラモデルメーカー

⑤ Bf109 G-6 エーリッヒ・ハルトマン大尉 HASEGAWA 1/48

メーサ―シュミットBf109のプラモデルの代表的メーカーとしては、以下の3社が知られています。

  • HASEGAWA
  • EDUWARD
  • TAMIYA

HASEGAWA

HASEGAWA (ハセガワ製作所)の製品は、他の二社に比べると早く発売されたため、若干組み立てにくい面もありますが、上の画像の通り素晴らしい出来上がりです。

ちなみに、この直上の画像⑤の機体は、先の撃墜王エーリッヒ・ハルトマン大尉が搭乗した機体で、機種にあるブラックチュリーップと呼ばれる黒のマーキングが美しく、非常に人気のある機体です。

EDUWARD

⑥ Bf109 G-6 ヘルマン・グラーフ少佐 EDUWARD 1/48

EDUWARD(エデュアルド社)は外国のメーカーですが、そのラインアップが素晴らしく、最近多数の製品を発売しているため、いろいろな機種と塗装の機体を組み立てることができます。

ただし、説明書がすべて英語なので、注意が必要です。

ちなみに、上の画像⑥の機体は、機首の赤の塗装が特徴的で美しい…ヘルマン・グラーフ少佐の機体です。

彼は800回を超える作戦に参加し、212機撃墜するという戦果をあげただけででなく、史上初めて200機撃破を達成し、その戦果が認められ、戦争期間中27名のみに与えられた柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士鉄十字勲章を授与された人物です。

TAMIYA

⑦ Bf109 G-6 ハインリッヒ・バールテルス TAMIYA 1/48

最近、G-6型を発売したタミヤ模型の製品は、その機体の完成度が素晴らしく、組み立てやすいことから、初心者の方に特におすすめです。

ちなみに、上の画像⑦の13の赤文字と垂直尾翼の白が美しい機体は、ハインリッヒ・バールテルス(1918-1943)の機体です。

バールテルスはオーストリア出身で、第2次大戦中の西部戦線で99機撃墜を記録したエースです。

彼はパイロットとしてだけでなく指揮官としても優れていたとされ、「バールテルスの中隊で飛行することは、命が保証されたも同然だ」とある元JG27のパイロットが話したとされるほど尊敬されていたようです。

3 終わりに

今回ご紹介するプラモデルのドイツ戦闘機のコレクション紹介、メッサーシュミットBf109編は以上になります。

この記事を読んで、少しでも心に残るようであれば、プラモデルのドイツ戦闘機の製作とコレクションを始められたらいかがでしょうか?

writen by satoru