リコの興味しんしん

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ルドラクシャって何?その種類や驚きの効果効能も解説!

※はじめに 本記事には宗教に関する記述が含まれますが、特定の宗教を賛辞したり否定したりする意図はありませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

仏教の発祥地・インドと、その国境沿いにある国・ネパールで広く知られているルドラクシャですが、一体どういうものなのでしょうか。

また、効果や効能も気になりますね。

そのため今回は「ルドラクシャって何?種類や驚きの効果効能も解説!」をご紹介します!

ルドラクシャとは

ルドラクシャは、菩提樹(ぼだいじゅ)の実のことで、インドやネパール、チベットといった南アジア地域で非常に神聖なものとして崇められていて、主に紐を通すことでネックレスやブレスレットとして使用されています。

このルドラクシャはネックレスにしたりやペンダントにして使用されているんですが、一目見るだけでも心が浄化されるほど強烈なパワーがあるとされることから、仏教において数珠を作る際の最上級の素材とされているんですよ。

ちなみに、数珠の素材として他に水晶・白檀・宝石などがある中でルドラクシャは別格とされ、ルドラクシャを使用したマーラーといわれる数珠を使ってお経を唱えれば、とても言葉では言い表せないほどの恩恵がもたらされると言われています。

さて、このルドラクシャというその名前は、インドの古代言語とされる「サンスクリット語」で「シヴァ神の涙」を意味しています。

なぜ、シヴァ神の涙なのかというと、インド最高神の1柱…シヴァ神衆生(人間を含むすべての生物の意)の幸せを願いながら瞑想を行っている最中に、「彼らを悩み・苦しみから救いたい」という思いが去来。
そして、少しだけ目を開けた時に熱い涙がこぼれ落ち、そこにルドラクシャの木が生え、実った果実がルドラクシャだと言われているからです。

ちなみに、このシヴァ神は、「破壊と創造の神」として知られているほか、非常に短気なことでも有名で、彼が激怒すると世界が滅びる・怒りに任せて自らの息子であるガネーシャ神の首をはね飛ばしたなど…とんでもないエピソードがあるんですが、その一方で実はとても慈悲深く、病気を治す医師としての役割も担っているんです。

神の世界においても人間の世界においても「真に強い者は優しい」ということなんでしょうね。
とは言っても、彼の場合はあくまでも「怒らせなければ」ですが・・・。

もしよろしければ、シヴァ神について書いた記事がありますので、読んでみてもらえると嬉しいです。

reco-kyoumi.hateblo.jp
話を戻して…このことから、ルドラクシャにはシヴァ神の聖なる力が宿っているとされ、インドやネパールにおける彼の心奉者やヨガ行者はほぼ例外なくこれを身に付けているほか、シヴァ神が絵で表される際もルドラクシャ・マーラーを数えきれないほど身に付けた姿で描かれているんです。

また、身に付けることでシヴァ神はもちろんのこと、彼と同じく最高神の1柱…ヴィシュヌ神や、シヴァ神の息子のガネーシャ神など多くの神がとても上機嫌になりますので、それにより無限のご加護が得られるともされているんですよ。

このことからも、ルドラクシャが単なる仏具ではないということが判りますよね。

さらに、ルドラクシャは、性別や年齢・宗教など一切関係なく全ての人が身に付けられるため、アジアだけではなくヨーロッパなどにおいても、お守りや邪気払いのほか、願掛けのためのアクセサリーとしても重宝されています。

なお、ルドラクシャの種類はインド製およびネパール製、そしてインドネシア製の2種類があるんですが、それぞれの違いはというと・・・

ルドラクシャの種類

ルドラクシャの種類は、大きく分けてインド製およびネパール製と、インドネシア製の2種類あります。

インド/ネパール製

インド/ネパール製のルドラクシャは、直径が15mm~25mmと比較的大きく、主に現地で「プージャー」と呼ばれる礼拝や供養の対象として祭壇などに置かれるほか、紐を通さずに玉のまま使用されたり、場所や時間を問わず、あるいは瞑想の際に体内を流れていると言われる「気」を刺激するために、手に持って使用したりする場合もあります。

そして、このタイプの場合、形がカシューナッツ型・円盤型・楕円型であればインド製、それ以外の形であればネパール製だと言われ、ネパール製のものは、サイズが大きければ大きいほど、高く評価されると言われています。

インドネシア

インドネシア製のルドラクシャは、直径が5mm~10mmととても小さなことが特徴で、主に「ジャパマーラー」と言われるマントラ(仏教でいうお経)を唱えるための数珠に使われています。

このタイプのものは玉が小さいほど希少性があり、購入の際の値段も高くなるんですが、6mmより小さいものになると既述したジャパマーラーに使うことは難しいと言われているんですよ。

というのも、6mm以下の大きさになると、玉をつなぐには細い糸しか使えないため、強度が弱くなるからです。

そのため、ジャパマーラーに最も適している玉の大きさは6mm~7.5mmと言われ、実用性や耐久性を考慮して、一般的に6mm以下のジャパマーラーは販売されていません

また、インドネシア製ルドラクシャには、この他に通常のものよりも重くて硬い「チクナ・ルドラクシャ」や「パットリ・ルドラクシャ」がありますので、自身の好みに合わせて選んでみるのも面白いと思いますよ。

では次に、ルドラクシャの効果・効能についてです。

ルドラクシャの効果・効能

シヴァ神の力が宿っているとされるルドラクシャに、どんな効果・効能があるのかというと・・・

  • 強力な浄化作用を持つ
  • 様々な病気を治す
  • ネガティブな思考を取り除く


などがあります。

それぞれ順に解説すると・・・

強力な浄化作用を持つ

ルドラクシャはネックレスやペンダントとして使用するだけでなく見るだけでも、人の心を浄化するほどの強力な浄化作用を持っています。

というのも、ルドラクシャには電気エネルギーの貯蔵所と言われる「誘電体」としての働きがあることが知られていて、この誘電体が人体の内部を流れている生体電気の流れ…「生体電流」をコントロールしてくれるんです。

この誘電体の働きにより生体電流がコントロールされ、ルドラクシャを身に付けた時に何となく気持ちがリラックスしたり、集中力が高まったように感じたりすると言われているんですよ。

いくら神秘の国と言われているインド発祥のものとは言え、それほどの効果があるのは驚きですよね。

ですが、ルドラクシャは単なる仏具ではなく、言わば最強との説もあるインド最高神の1人であるシヴァ神そのものでもある訳ですから、彼の力を持ってすれば人間の心を浄化することなど朝飯前なのでしょうね。

様々な病気を治す

ルドラクシャには肉体的な苦痛を取り、肉体に輝きを与える働きを持っているとされることから、様々な病気を治す効果があると言われています。

たとえば、風邪の時に咳の症状を和らげたり、筋肉痛やにきび・やけどを治したりなどのほか、妊娠中の女性にも効果的なんですよ。

何と言っても、シヴァ神自身が医師としての役割を担っていますからね。

そのほか、高血圧や低血圧には最も効果を発揮すると言われており、正常な状態に戻してくれる効果があるとされます。

その効果を受けとされる方法としては、ルドラクシャのマーラーをなるべく心臓に近い位置にし、肌に直接付けたり、また、日が落ちた後にルドラクシャの玉をコップ1杯の水に入れ置き、朝起きた時にその水を飲んだりと、とてもシンプルなものです。

こうすることで、心臓発作や脳梗塞などの発症、またそれによって命を落とすことが無くなると言われているんです。

まさに、スーパー数珠、もしくは神の数珠ですよね。

ここまで繰り返しているように、シヴァ神には病気を治す力があると言われているので、あなたの体調をバッチリ整えてくれるかもしれませんよ。

ネガティブな思考を取り除く

これは上でご紹介した誘電体ならびに生体電流の働きがもたらしてくれるものと考えられるんですが、この働きにより中枢神経が安定して心が落ち着き、ネガティブな思考を取り除くと言われています。

実は筆者である僕もルドラクシャを常日頃から身に付けて愛用しているんですが、そうすることで確かに気持ちが落ち着きますし、たとえマイナスな気持ちがムクムクと起きてきたとしても、すぐにどこかへ吹っ飛んでいきますからね。

そのほか、免疫力を高めて細胞を活性化させるといわれていることから、活力やスタミナUP、ストレスやうつ病を軽減させる効果もあるといわれるので「自分はどうもネガティブ思考で・・・」もしくは「自分は気分の波が激しいんだよな」という方は、ルドラクシャを身に付けみると良いかもしれませんよ。

そういった方の「ルドラクシャのおかげで前向きな気分でいられることが増えた」という声もありますね。

これはおそらくシヴァ神が「人間よ、前向きになりなさい。私がその手助けをしてあげよう」というメッセージを送り、実際に力を貸してくれているのかもしれませんね。

まとめ

シヴァ神の力が宿っており、心を浄化する力があると言われる菩提樹の実・ルドラクシャ。
ストレス社会の現代を生きるためにも、ぜひ身に付けて下さい。

この他にも、ネパールの国や国民性、インドの行くべきスポットをご紹介した記事がありますので、もしよければこちらも読んでみてくださいね。

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