リコの興味しんしん

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各々の興味・関心事などに関する雑学を書いていきます。

日本人なのに日本が合わないと感じる理由って?改善策も伝授!

日本で生まれ育ちながら「日本が合わない」と感じている人がいる、その理由は何なのでしょうか。
また、その改善策も気になりますよね。
そこで、この記事では「日本人なのに日本が合わないと感じる理由って?改善策も伝授!」をご紹介します!

日本が合わないと感じる理由

日本で生まれ育ちながら「自分には日本は合わないな」と感じるのはなぜなのかというと・・・

  • 見た目で判断される
  • 皆と同じを求められる
  • 考え方が古く保守的

などがあります。

それぞれ順に解説すると・・

見た目で判断される

これはある意味、日本ならではの理由と言えますが、日本ではどうしても他人を見た目で判断する風潮があることから、「もっと自分の個性を前面に出したい」という思いを持っている人からすれば、「合わない」と思ってしまうんです。

たとえば、ここ数年男女問わず若い世代の間でファッションとして流行しているタトゥーが身体に彫ってあるだけでも、温泉やプール・海といった肌の露出が多くなる場所に行けない、行っても断られるということが多いんですが、言ってみればそれも見た目で判断しているからこそではないでしょうか。

確かに見ようによってはタトゥーが「違う世界の人」を連想させるのは判りますが、だからと言ってもちろんタトゥーを彫っている人が全員そういった人という訳ではありません。

それどころか、海外であれば一般の人はもちろんのこと、警察官や消防士といった公務員の方もファッションとして彫っているくらいですし、ましてやそれで誰かを威圧したり迷惑をかけている訳でもありませんからね(確かに例外の方もいらっしゃるかもしれませんが・・・)。

このことからも、日本人の「見た目至上主義」な一面が手に取るように判るのではないでしょうか。

また、日本では就職活動などを行う際に、履歴書に顔写真を貼るのが当たり前なんですが、これはアメリカでは何と差別と見なされるため、違法とされているんです。
ある意味「人種のるつぼ」と言われているアメリカならではですよね。

もしも日本で顔写真を貼っていなければ、たったそれだけで面接官の方から「何だこの人!?」というような悪い印象を与えてしまうことはもちろん、ひょっとすると不採用になる可能性も十分にある訳ですから、そういう意味ではアメリカ社会・そしてアメリカ人の方がはるかにさばけたフランクな考えを持っていると言えるでしょう。

さすがに今すぐには無理かもしれませんが、これだけ国際化が叫ばれ進んでいる現代ですから、日本ももっとアメリカや欧州諸国のように「外見よりも中身を重要視して判断しようよ」という考えや風潮が広がれば、単に言葉の上だけの国際化ではなく、しっかりと中身が伴った本当の意味でのそれが実現できるのではないでしょうか。

皆と同じを求められる

日本では古くから「和を以(もっ)て貴しとなす」という言葉があるように、日本人は良くも悪くも周りの目を気にし「誰々がこうしてるから、自分もそうしなければいけないんだ」というように、ある意味かたくななまでに「皆と同じ」を求められることも、そうではない考えの人や「そういう考えは嫌い」と思っている人が「合わないな」と感じる理由のひとつだと考えられます。

事実、学校や会社といった集団生活の中において、そうではない人がいる場合は「みんながこうしてるんだから、そうしなきゃダメじゃないか」と注意したりするなど、様々な場面において常にと言って良いほど、周りと同じであることを求められますし。

このことから例えばの話、会社のミーティングなどで大勢の一致した意見に対して、誰かが「いいえ、私はそうではなくてこう思います」と自身の意見を言う人がいたりすると、たとえ口には出さないとしても、心の中では「何だこの人、みんなこうだって言ってるんだから、それで良いじゃないか。面倒臭いことを言うなよ」と思う人がほとんどです。

いわゆる「空気を読む」ということですよね。

また、そういったことが積もり重なると「〇〇さんは我が強いから、どうも苦手だ」、また上司からは「扱いづらい人」と思われたり、そういったレッテルを貼られてしまう可能性も大いにあるのが実情なんですよ。

ですが、こういった考えを持っているのは日本のほか、儒教の精神が根付いていることから日本以上に上下関係に厳しいと言われている韓国を含めたごくわずかな国だけであり、アメリカや欧州諸国などではとにかく自身の意見を主張することを常に求められます。

事実、フランスでは幼少期から両親が我が子に対して、「〇〇についてどう思う?」や「〇〇はどうしたい?」など、自身の意見をしっかりと持ち、それを主張するという教育を行うんですよ。

だからなのか、フランス人は老若男女問わず議論好きであるほか、たとえ自分だけ大勢と意見が違っても堂々と主張しますし、決してその意見を曲げないという頑固さも持っています。

もしも日本人にこういうタイプの人がいれば、既述したように「みんながこう言ってるんだから、それで良いじゃないか。面倒臭い人だな」と思われてしまうことが多いです。

ですが、フランスなどの欧米諸国で日本人のような感じでいると、「君は自分の意見が無いのか?何も言わずに黙ってる/人の意見に流されるなんておかしいだろう」とはっきりと言われてしまうんです。

つまり、「空気なんか読まなくて良いから、どんどん自分の意見を言いなさい」ということなんですよ。

それを証明するかのように、海外の多くの国にはそもそも「空気を読む」という概念自体が存在しません。

このことからも、本来はいかに自己主張が大切で、しかも海外ではそれが人を判断する基準になるのかが判りますよね。

これはあくまでも僕の考え方なんですが、やはり人間というのは外見も考え方も人それぞれですので、十人十色の個性があって当たり前なのではと感じます。

ですが「皆と同じでなければいけない」「個性を出すよりも周りに合わせることの方が大切なんだ」という考えが浸透している現代の日本社会では、個性や独創性を持っている人の意見を遮断し、結果的に「右向け右」の思考を持った人間だけを「量産」してしまっていると言えるでしょう。

一度しかない自分の人生ですから、老若男女問わず「世の中の動向や周りの環境に惑わされるのではなく、もっと自分を信じ貫いて生きる」という気持ちを持つことこそ、現代を生きる僕達/私達1人1人に求められていることなのではないでしょうか。

考え方が古く保守的

日本は島国であり、地方それぞれが独自の文化を持って発展してきたこともあるのか、海外諸国に比べると圧倒的に(?)考え方自体が古く、保守的な一面があることから「合わない」と感じる人もいます。

たとえば、先ほどのタトゥーをはじめピアスなどをしている状態でバイトの面接などを受けると、大抵「タトゥーやピアスはちょっと・・・」と言われて不採用になったり、そもそも求人票に「タトゥー・ピアス不可」と書かれている場合もあんですが、これもやはり「日本が合わない」という考えを持っている方が、「日本人は考え方が古い」と思っているひとつの原因と言えるんではないでしょうか。

僕が思うに、やはりこれも「中身ではなく、見た目で判断する」日本の悪い風潮が招いているものであり、これがあるがゆえにそういった人の人間性が評価されないという悲しいことが起きてしまうような気がします。

例えば、個性的なファッションをしている人が人一倍良い仕事していたりすることもある訳ですから。

その可能性があるにもかかわらず、「本当は見た目が全てじゃないのは判ってるんだけど」と思いつつ、昔から日本という島国で生まれ育っていると、見た目で判断することが当たり前になっているため、やはりどうしてもそういう考えになってしまうと言えます。

現在、これだけ世界が国際化に向けて進んでいる時にこのような考えの人が多いと、そのうちに日本はあくまでも「言葉の上だけの先進国」になってしまうことでしょう。

さらに仕事の面に関しても、欧米諸国の人達からすると「日本人はなぜそんなにガムシャラに働くんだろう」という疑問を持つ人が多いんですが、これはそもそも双方の「働く」ということに関しての認識の違いから生まれるものだと言えます。

日本人の多くが時として「生活のため」という大義名分のもと、自身もしくは家族との時間を犠牲にしてまで働くのに対し、欧米諸国の人達の多くは「仕事より家族と過ごす時間の方がはるかに大切」という考え方ですので、定時になるとスッと家に帰るんです。

つまり、彼ら/彼女らからすれば、残業などというのは考えられないことであり、「残業する人=定時までに仕事を終わらせるだけの能力が無い人」という認識ですので、日本人のように「残業する人=仕事熱心」とはまず思わないんですよ。

また、職場での上下関係に話を移すと、日本では自身より年齢やキャリアが上の人には敬語を使わなければいけない・そういった人達の言うことには必ず従わなければいけないなどが暗黙の了解としてあるんですが、欧米諸国ではそういったことはほとんど無く「上司や部下といった関係性以前に、どちらも1人の人間」という考え方をしていることから、上司は部下のことを「同僚」もしくは「協力者」と呼ぶんです。

もちろん、部下も上司に対して遠慮することなく自身の考えや意見を言うことができます。

このことからも、しっかりと個人の人格を尊重していることが判りますよね。

確かに欧米諸国の方の中にも、日本人の上下関係を重んじる風潮に対して理解を示す方はいますが、職場の人間関係において「立場が上だから、人としても上」という考え方はほとんど許容されていないのが実情です。

日本でもここ数年の間に「個人の人権の尊重」など、個人というものが重要視されるようになってきましたが、それでもアメリカや欧州諸国に比べるとまだまだ雲泥の差ですので、各々より一層の意識改革が必要と言えるでしょう。

日本が合わない人が取るべき改善策は

日本が合わないと日頃から思っている人が取るべき改善策は、時間とお金に余裕があるのならば、ズバリ海外に行くことです。

こう書くと「いやいや、そんな簡単にいかないよ」または「それって単なる現実逃避じゃないの?」など非難の声が聞こえてきそうですが、人間にとって「環境を変える」というのは実はとても大切なことなんです。

確かに、それまで1度も海外に行ったことが無い人にとって、それはチャレンジの連続だと言えるでしょう。
否が応でもその国の言葉や文化に触れることになりますので、出国前に少なからずその知識を蓄えなければいけませんし、ましてや旅行ではなく移住ともなれば、就労ビザなどの書類の手続きも全て自身で行わなければいけない訳ですから。

ですが、そこを乗り超えると、あなたも晴れてその国の一員として認められ、それまで日本では経験することができなかった様々な価値観を吸収できることでしょう。

たとえば、日本ではどんな場面においても「時間を守る」ということが当たり前になっており、ほんの少し遅れただけでも「一体何を考えてるんだ/どうなってるんだ!」と相手の怒りを買ってしまい、下手をすればそれだけで信用を失うこともありますよね。

ましてや社会人になると、「予定の時間を逆算して、10分前には着いておくのが常識だ」という風潮もありますし。

しかし、この「時間を守る」というのはあくまでも日本特有のものであり、同じアジア諸国の国はもちろんのこと、アメリカや欧州諸国では考えられないことなんです。

事実、アジアで言うならお隣の国・韓国でも男女問わず時間にルーズな人が多いと言われていますし、さらにアメリカ/欧州諸国に至っては何と電車が定刻通りに来ないということは当たり前であり、下手をすれば運転手がストライキを起こし、仕事をしないというのも日常茶飯事なんですよ。

言わずもがな日本では考えられないことなんですが、このことからも海外の多くの人達がいかに時間に寛容なのかが判りますよね。

つまり、日本人でありながら「時間はあくまでも目安なのに、なぜそんなにきっちりと守らないといけないんだろう」という思いを持っている人にとっては海外がピッタリと言えるんです。

また、日本が集団主義であるのに対し、海外の多くの国はそれぞれ個々の人格を尊重する個人主義ですから、日本のように右向け右の言動や行動をする必要が無いんですよ。

だからこそ、大勢で議論をしていて多数の意見が一致していたとしても、「私はそうではなく、こう思います」というように自身の意見を堂々と主張できますので、「自分はどうも同調圧力が苦手だから、もっとはっきりと意見を言いたい」という思いを抱えている方は、海外に出ることによってそれが次第に解消されていきますので、「やっぱり海外に来てよかった」と思えることでしょう。

海外移住にオススメの国

では次に、日本人が海外移住をするにあたってオススメの国を、ランキング形式でご紹介していきます。

そのランキングBEST5はというと・・・


5位 カナダ
4位 タイ
3位 オーストラリア
2位 中国
1位 アメリ

となります。

それぞれ順に解説すると・・・

カナダ

壮大な自然と都会が融合しているカナダは、医療先進国であると同時に福祉先進国としても知られているほか、親日家が多く治安も良いことから、とても移住しやすい国です。

さらに留学生や移民の受け入れに慣れた国でもあり、日本人が働ける仕事も豊富にあるため、移住後の生活に馴染みやすいのも人気のひとつなんですよ。

それを証明するかのように、2017年(平成29年)当時のデータによると、日本人の長期滞在者は約70,200人、永住者は約42,600人、日本人学校+補習校は8校とかなり数が多いんですが、このことからもいかに人気なのかが判りますよね。

ちなみに、ビザに関して言えば、長期滞在であれば当然ながら就労ビザが必要になりますが、半年以内の滞在であればビザ無しでOKというのも、人気の理由なのではないでしょうか。

また、その国民性もおおらかで心が広く、細かいことを気にしない…良い意味でおおざっぱな人が多いので、既述した時間の話ではありませんが、「時間なんてあくまで目安なんだから、気にせずのんびり行こうよ」という思いを持っている人が多く、そして福祉先進国の観点から見れば、街の至る所にバリアフリーが施されているので、高齢者や身体障がいを持っている人にはうってつけです。

もちろん、現地の方々も「困っている人がいれば手を差し伸べる」という優しさを持っていますので、「人間の思いやりや優しさを感じたい」という思いを持っている人にはベターと言えるでしょう。

なお、気候に関して言えば、カナダは年間を通して温暖であるほか、夏であっても日本と比べるとはるかに涼しく過ごしやすいというメリットがあるんですが、冬に関してはおそらく日本では経験することのない寒さを経験することになります。

その寒さはとても強烈で、たとえば日本人から人気が高いと言われているモントリオールでは、過去に気温が-30℃を下回ったこともあり(最も寒い1月の平均最低気温は-12.4℃)、こういった時期が何と5~6ヶ月ほど続くんですよ。

いくら「自分は寒さに自信がある」という人であっても、ここまでのものは異次元でしょうし、寒さが苦手な人であれば「一体何の拷問なの!?」と口に出してしまうことは間違いありませんので、もしも移住先をモントリオールにしているのであれば、雪の事故はもちろん、凍傷にも注意が必要になります。

さらに既述したように、医療先進国であることからそのレベルは非常に高く、都市部であれば何と日本語での診察を受けることも可能なんですが、やはり日本とは医療システムが異なるのはもちろん、手術を受けるまでに長い待機期間があることも事実です。

その証拠に、総合病院や専門医では、一般の患者さんがいきなり診察を受けることはできず、刻一刻を争うという緊急の場合を除き、まずは俗に言う町医者を受診し、そしてそのお医者さんが精密検査や手術が必要だと判断した時のみ、総合病院や専門医を紹介してもらえるんです。

しかも、そこからさらに検査や手術までの時間が掛かり、例えばガンの手術待ちに3ヶ月、CTスキャンでも5週間と、日本なら町医者でもすぐに行ってくれることであってもかなりの月日がかかることから、健康に不安のある方や持病のある方にとっては大きな問題になりますが、いざ治療することとなればその腕は言わずもがな「超一級品」ですので、安心して身をゆだねることが出来るでしょう。

言わずもがな良い面と悪い面があるのは、カナダだけではなくどこの国でも変わりませんので、カナダならではの1年を通しての温暖な気候(唯一冬は違いますが・・・)や、優しさあふれる人々の国民性など良い面に触れることで、きっとあなたのお気に入りの国になること間違いなしですよ。

タイ

☆変更☆東南アジアを代表する仏教国であり、多くの日系企業が進出していることで知られているタイは、そのエリアごとに利便性が良かったり、リゾート地であったり、寺院が点在していたりと異なる顔を持っていて、物価が安いため、オススメの移住先の一つです。

首都「バンコク」では、BTS高架鉄道)やMRT(地下鉄)など交通の便も充実しているほか、伊勢丹紀伊国屋など日系企業が進出しており、日本食のレストランや居酒屋、日本の食品を扱うスーパーがあることから、日本と大差無い生活を送ることができるんですよ。

また、地方に目を移せば夜中まで活気のある「パタヤ」、タイのハワイと言っても過言ではないリゾート地の「プーケット」、仏教国であることを感じさせる歴史的寺院が点在している「チェンマイ」、どことなく懐かしい雰囲気が漂う「チェンライ」など、都市によって異なる景観を見ることができるので、日本だけではなく世界中の人々から移住先として大きな注目を集めています。

タイでの長期滞在者の数は約70,300人、永住者に関しては約1,400人とまだ少ないですが、これからぐんぐん伸びていくことは間違いないと言えるでしょう。

そんなタイに暮らすタイ人の性格は「マイペンライ(問題ない)」の言葉に代表されるように、細かいことは気にしないというおおらかでおおざっぱな性格をしています。

また、仏教国であることから、困っている人がいればすぐに助けたりするのはもちろんのこと、托鉢(たくはつ)しているお坊さんや寺院への寄付も惜しみなく行うんですよ。

これは古くからタイに伝わる上座部仏教(出家して悟りを開いた者だけが救われる)の教えによるものであり、人助けをする事で徳を積むことができるとされているからです。
つまり、「生きている間に徳を積むことで、来世ではより良い人間に生まれ変わることができる」と信じている訳ですね。

さらに、男女問わず喜怒哀楽が激しい人が多く、嬉しい時はまるで子供のように喜びますし、腹が立った時には「これでもか!」と言わんばかりにその怒りを爆発させます。

この辺りは多くの日本人には無い感覚ですので、「自分も彼ら彼女らのように、喜怒哀楽をはっきりと表現したい」という思いを抱えている人であれば、すぐに現地の人達と意気投合できることでしょう。

これにちなんで(?)タイのビザ情報をご紹介すると、長期滞在であれば主に年金受給者などの退職者を対象にした「長期滞在査証」を意味する「リタイアメントビザ」などが必要になるものの、30日以内の滞在であればビザ無しでOKなんですよ。

そして、タイへの移住はどういった人にオススメなのかというと、まずは「日本にいる時のような利便性を求める人」です。

既述したように、タイは高架鉄道や地下鉄などをはじめとした交通の便が発達しているので、複雑な路線バスや渋滞に陥ることが多いタクシーや、煩わしい料金交渉が必要になるトゥクトゥクを利用しなくても、気軽に移動できますからね。

そのほか、「極力少しのお金で毎日の生活を送りたい」という倹約家の人も向いていると言えます。

というのも、タイで生活していると日本では一見「贅沢」というイメージが強いエステやゴルフなどが、考えられないほど安い料金で楽しめるんですよ。

特に、「世界で最も気持ち良いマッサージ」と言われている伝統の古式マッサージは、一度体験する価値が大アリです。
料金も安いところであれば、1時間100バーツ(約320円)からととてもリーズナブルに設定されていますし、施術中・後には元競泳選手の北島康介さんではありませんが「超気持ちいい・何も言えねえ」と言ってしまうこと間違いなしですからね。

ちなみに強制ではないものの、マッサージ後には施術してくれたマッサージ師の人に対し、心付けとしてチップを渡すのがベターです。
マッサージ師の人は、一般的にチップを貰えることを前提に給料が安く設定されているためです。

上座部仏教の教えにならい「施し」のひとつとしてそれを行えば、マッサージ師の人はもちろんあなた自身も気分が良くなり、きっと「この国を選んで良かったなあ」と思えることでしょう。

オーストラリア

20数年前から現在に至るまで、旅行・移住共に日本人から高い人気を誇っているオーストラリアは、日本からの永住者や留学生がアメリカに次いで2番目に多いことから、とても移住しやすい国として知られています。

また、ここ数年は、途切れることなく続いている白いビーチが印象的な西部に位置する街「パース」が留学生などに好まれ、人気を博しているんですよ。

やはりオーストラリアと言えば、サンサンと降り注ぐ太陽と白い砂浜、そして海が印象的ですもんね。

それを証明するかのように、オーストラリアにおける日本人の長期滞在者数は約92,600人、そして永住者数は約53,000人と比較的多いほか、シドニーなどの都市部には駐在員家族などが多いことから日本人学校もあるので、単身はもちろん小さな子供がいても安心して暮らすことができるんです。

「日本の堅苦しさを忘れて、開放的な気持ちで毎日を過ごしたい」という人にとっては、まさにうってつけですよ。

ビザに関して言えば、長期滞在であれば永住権などが、そして旅行の場合だと3か月以内であれば「ETAS」と呼ばれる電子ビザが必須となります。

また、3か月以上であれば「ビジタービザ」と呼ばれる滞在ビザの取得が必要となるんですが、ETASに関してはオンラインで簡単に申請できますし、ビジタービザに関しても同様ですので、特に身構える必要はありません。

このようにビザが比較的簡単に取得できることも、日本人移住者から支持されている理由のひとつと言えるでしょう。

なお、そういった環境で暮らしている現地の方々の性格も、とても陽気であり、ちょっとしたことにくよくよしない明るい性格をしていますので、もしもあなたが日本でいろいろとストレスを溜め現地で暗い顔をしていると、たとえ全くの初対面であっても「やあ、どうしたんだい?元気が無いじゃないか」と気さくに声をかけてくれることでしょう。

言葉の面においても公用語が英語であることから、たとえあまり判らなくてもすぐに調べることができるうえ、オーストラリアの高校では第二言語として日本語を選択している生徒も多いので、簡単な日本語であれば通じる場合もあります。
日本から遠く離れた異国で、現地の人から思いもかけず日本語で話しかけられると、ビックリする反面とても嬉しいですよね。

この背景には双方共に貿易で良好な関係を築いているというものがあり、日本は資源が豊富なオーストラリアから石油ガスや石炭などのエネルギー源や、「オージービーフ」と呼ばれる牛肉、穀物などを主に輸入。

他方、オーストラリアは日本から自動車や建設用の機械などを輸入しているなど、経済面においてお互い「ギブ&テイク」の関係性を保っているんですよ。

ちなみに、安全保障の面においても、しっかりと連携が取れていますしね。

また、現在ではオーストラリアに住む人口の約6%をアジア人が占めていると言われており、親日家が多いことからも、日本人にとって住みやすい国であると言えるでしょう。

このことから、もし今現在あなたが日本に対して過ごしにくさや息苦しさ(生き苦しさ)を感じているのであれば、ぜひオーストラリアに移住し、俗に「オージー気質」と言われる現地の人達の陽気で明るく、細かいことは気にしないという性格を実際に目で見て経験して下さい。

そうすることで、「自分の本来の性格にピッタリじゃないか。オーストラリア最高!」と思うこと間違いなしですよ。

中国

☆変更☆数ある国の中で最も人口が多い中国は、国内における日系企業数も世界一であることから、北京をはじめとした様々な都市に日本からの駐在員が多く住んでいると言われています。
なお近年は、世界各国で中国語の需要が高まっていることも影響して、留学生が急増しているんですよ。

それを実証するかのように、長期滞在者数は約128,100人、永住者は約3,000人とかなりの数であることが判りますよね。

確かにここ何年もの間、日本と中国の関係はお世辞にも良いとは言えず、中には韓国よりも強烈な反日感情を持っていると言われることもありますが、これはあくまでも国同士の話。
個人レベルで見れば、テレビやインターネットで言われているほどのそれは無いんですよ。

事実、神戸の南京町もそうですし、横浜や長崎の中華街においても、皆さんとてもパワフルに日本人のお客さんをもてなしてらっしゃいますしね。

なお、ビザに関しては、その人口の多さと国土が広大なこともあるのか、何と16種類も存在するんです。

観光に必要となる「Lビザ」をはじめ、就労に必要な「Zビザ」、永住権取得に必要な「Dビザ」などが主なんですが、その他も商業や貿易活動など目的別に取得しなければならないという複雑な面もありますので、もし移住するのであれば「自身の目的は何なのか・現地で何がしたいのか」を事前に明確にしておくことが必須になります

また、中国人の主な性格としては、自分の意見をはっきりと主張する、メンツを非常に重んじる、家族を大切にするなどがありますが、最も代表的(?)なのは老若男女問わず「自身が親しい人間以外は赤の他人」という考え方でしょう。

というのも、中国人の多くは自分の身内や友達に対しては「これでもか!」と言わんばかりに大切にするんですが、赤の他人に対してはまるでその存在が見えていないかのような態度を取りますからね。

こういうふうに聞くと中には「え、何? 中国人ってそんな冷たい人ばっかりなの?」とびっくりする人もいらっしゃるかもしれませんが、何かをきっかけにひとたび仲良くなると、これまでの態度が嘘のようにフレンドリーに接してくれるんですよ。

実際、僕も神戸の南京町に遊びに行くと、頻繁に利用する飲食店の中国人店員さんに顔を覚えられていることから、「お兄さん元気?良かったらまた寄ってね!」、「もしブラブラしてて疲れたら、ウチを休憩場所に使ってくれたら良いから」と言ってくれたりしますからね。

なお、中国は面積がとても広いことから、その地域ごとに人々の気質の違いがあるので、あなたがどの地域に住むのかによって大きく変わると言えるでしょう。

まず、首都「北京」の人達は一般的にここまでご紹介してきた国のそれと同じく、おおざっぱで細かいことは気にしない性格だと言われています。
つまり、相手のウィークポイントや至らない部分を大目に見て「まあ良いじゃないか」と軽く受け流せるという訳です。

だからなのか、比較的細かいことを気にしやすい人種と言われている我々日本人からすると、「何でそんなにいい加減なんだ」というように、不快感を覚えることが多いと言われています。
そう考えると、日本人という人種が世界的に見ていかに几帳面で神経質なのかが判りますよね。

また、仕事に関しては、出世欲が強いからなのか、あまり儲からないことに関して興味・関心を示さず、儲かる仕事があるとたとえ自身にそれをやり遂げる実力が無くても、飛びついてしまうという特徴があると言われています。

そして、港町として有名な「上海」の人達は、男女共にプライドが高く、金銭面に関してはかなりシビアです。

その証拠に、上海人はお金を使う際に合理性を最も重視し、使う必要のないお金はたとえ1円であっても使わないんですよ。
その反面、合理的だと思えばいくらでも惜しまないという一面を持っているのも事実ですが・・・。

なお、上海の人達は「自分達は上海人、都会っ子だ」という意識があるのか、「ああいうカッコ悪いことは上海人はやらないよ。地方出身の人だけだね」というように上海出身者以外の人を見下す一面もあると言われているんですが、言い換えればこれも上海人のプライドの高さを言い表していると考えられます。

ちなみに、首都の北京人の人達ともお互いに折り合いが悪いと言われていますし、日本に置き換えれば東京人と大阪人の不仲のようなものなんでしょうね。

このように、一口に「中国に旅行に行く/移住する」と言っても、都市ごとに人々の性格は大きく異なり、どの都市が自身に合うかというのも人それぞれですので、事前にそこに暮らす人達の性格をある程度リサーチしておくことが大切と言えるでしょう。

アメリ

様々な分野でトップに立ち、世界を先導し続けている自由の国・アメリカは、その広大な国土に大規模な都市が点在しているため、日本人居住者・留学生共に全世界トップを誇っている国です。

まず、居住者に関しては、2017年の時点で42万6206人、留学生に関しては2016年の時点で約2万人と、他国と比べると圧倒的な差が付いているんですよ。

なお、アメリカという国の特性として、その州や地域によって気候や習慣、税金や道路交通法まで大きく異なり、環境や雰囲気も全く違うんです。

だからこそ、旅行・留学・移住問わず、自分に合った気候や環境、雰囲気で住む場所を選ぶことが可能であり、またこれはとても大切なことになります。

というのも、アメリカは日本とは違って銃社会であることから、場所によっては日本では考えられないほど治安が悪いですし、こういったことを知っているのと知らないのとでは天と地の差があるんですよ。

ですから、あなたがアメリカに旅行や留学、移住するということが決まった時点で、「どこに行くのか・どこに住むのか・その街の治安や雰囲気はどうなのか」を入念に調べておく必要があると言えます。

そして、アメリカ人の一般的な性格としては、やはりと言うべきか(?)、とてもおおらかでフレンドリーと言われています。

たとえば、日本の場合、初対面であれば「初めまして、〇〇と言います。よろしくお願いします」と堅い挨拶をしますが、アメリカであれば「やあ、私は〇〇だよ。よろしく!」と、とてもフランクなものになるんです。

また、完全に打ち解け合っていなくても、ジョークなどを交えながらとても気さくに話しかけてくれるので、「自分は引っ込み思案な性格だから、友達ができるかどうか不安だ」という人でも、おそらく何の問題も無く彼ら/彼女らの中に入っていくことができるはずです。

もちろん、そうなるためには必要最低限の日常会話力は必須ですので、渡米前にしっかりと英会話を学んでおくことをオススメしますよ。

ビザに関しては90日以内の滞在であれば不要ですが、それであってもビザとは別に「ESTA」と呼ばれる電子渡航認証システムの取得が必要(オンライン上で手続き可能)になるほか、90日以上の滞在、そして観光や商用以外で渡航される方は、事前にビザの取得が必須になります。

ちなみに、アメリカのビザの種類は、上記でご紹介した中国の16種類をしのぐ30種類が存在します。

短期の観光(90日以上)であれば「B-2ビザ」(観光と商用に限定)が適用されるんですが、これはビザが免除になっている現状、そしてそれ以上滞在しなければならない明らかな理由が必要とされているため、取得は難しいと言われているほか、取得できたとしても入国の可否は審査官に委ねられており、入国を拒否されることもあるんだとか。

こればかりはまさに「運」ですよね。

そのほか、現地の高校や大学で学ぶ人が対象の「学生ビザ(F-1ビザ)」、技術習得のために専門学校に通う際に必要となる「職業訓練用ビザ(M-1ビザ)」などがありますが、種類によっては取得のハードルが決して低くありませんので、気ままなロングステイをしたい方にとっては、難しい国と言えるでしょう。

なお、永住権に関しては、配偶者ビザを除き、全て厳しい条件が設けられていますが、抽選システムを採用した移民分散化プログラム(Diversity Immigrants Visa Program)で取得できる可能性があります。

これは、毎年抽選で5万件の移民ビザを割り当て、申し込み期間中に申請をした応募者の中からコンピューターによって無作為で抽選されるシステムですので、言い換えれば毎年誰にでも永住権獲得のチャンスがあるという訳なんですよ。

ですが、もちろんこれに応募しただけでは永住権を獲得したことにはなりませんので、注意が必要です。

ビザの取得に関しては少し厳しい面もありますが、90日以下の滞在なら不要ですし、いざ現地に行ってみると「最初はどうなることかと思ったけど、みんな気さくでフレンドリーだし、アメリカってこんなに良い国だったのか!日本とは何もかもスケールが違うし、小さなことで悩んでた自分がバカみたいだよ。来て良かったなあ」と思うこと間違いなしですよ。

ぜひ自由の国・アメリカで、大いに自由を謳歌して下さい。

まとめ

見た目で判断されたり、周りと同じを求められることから、合わないと感じる人もいる日本社会。
人生の新しい扉を開くために、海外渡航を考えてみては?

この他にも、海外生活に向いている・向いていない人を紹介した記事があります。

もしよろしければ、こちらも読んでもらえると嬉しいです。